車の旅を始めて15時間後の深夜、竜巻警報が鳴りました。「直ちに安全な場所に避難してください!」それを合図にしたかのように、雷鳴が響き、車窓を突き破りそうな突風が吹きました。私たちは高速を降り、鉄筋コンクリートのホテル横に駐車して中に逃げ込みました。避難場所を見つけられて幸いでした。

このような危機に遭遇すると、安全な場所の必要性を認識します。箴言18章10節は「主の御名は力の塔。神に従う人はそこに走り寄り、高く上げられる」と語ります。神学者によれば「主の御名」は、神の全てを意味します。神というお方は懐に飛び込む人たちに安全を提供されます。非常に親切なお方で、私たちを常に歓迎してくださいます。善良なお方で、私たちの話に耳を傾けてくださいます。神は愛なので、私たちに共感してくださいます。

しかし、単なる「困った時の神頼み」ではありません。当座の気休めでもありません。神は「避けどころ」という意味は、全てにおいて神の助けを仰ぐということです。祈りつつ聖書に親しむ、不安や緊張を強いられるときも自分で何とかしようとせず、聖霊に委ねる。これを習慣化していけば、やがて真の避けどころに頼る生き方に導かれていきます。