我が家は毎年、壁掛けカレンダーを手作りします。昨年撮った写真から好きなものを選んで各月のページを飾り、特別な日には印を付けます。子どもたちが結婚したり孫ができたりすると、新しい家族の写真を付け加えて、全員が必ず載るようにするのでページが混雑します。誕生日が同じ人や、祝日と記念日の印が重なる日もあります。そのギュッと詰まったページは、我が家のカレンダーを一層大切なものにしてくれます。
神の御国では、新しい人の包摂は常に祝福です。聖書は「神は孤独な人に身を寄せる家を与え」(詩68:7)ると語ります。神の愛と守りは、家族という文脈の中で表現されます。例えば、神は「みなしごの父となり やもめの訴えを取り上げてくださる」(6節)のように。神は、孤立している人、己を恥じる人、中傷されている人などを包み込み、その痛みから解放してくださいます(7節)。
私たちキリスト者は、神の子にしていただき(ガラ4:5)、神の招きを人々に知らせるように任命されました(Ⅱコリ5:20)。神の招きに応えて家族の一員になる人が増えれば増えるほど、その家族は麗しくなります。我が家のカレンダーのように窮屈になる心配をする必要はありません。神の家には全ての人に十分な場所があり、神は新たに加わる家族を喜んでくださいます。
あなたは神の家族となる招きをどんな形で人々と分かち合っていますか。全ての人に居場所があるとは、どういう意味でしょう。