時間に余裕ができたので、しばらくは可能な限り人に仕えて過ごそうと考えていました。しかし、人の手伝いをしている最中に転倒し、腕を3カ所骨折しました。突然、逆の立場になったのです。いろいろな人が、お見舞いに来てくれたり、電話やメール、カード、花、好物のチョコレートをくれたりしました。祈ってくれたり、食事を持ってきてくれたり、お使いも頼まれてくれました。親族や友人、教会の人たちに、本当にお世話になり、心が温かくなりました。まるで神が「じっとしなさい。あなたは助けが必要です。人を支援するさまざまな形をまず体験しなさい」と言われたようでした。私は、この人たちのおかげで、心から仕えることをさらに知り、そういう人たちの存在や行為を神に感謝しました。
この人たちは、使徒パウロが教えたように真摯(しんし)に私を助けてくれました(ロマ12章)。パウロは、誠実さと愛、また敬意を持って、困っている人を助けなさいと教えました(9-13節)。彼の手紙全体には、この信条が表れています。また、彼は、抽象的な神学ではなく、日常的な生活の中に信仰が表れると教えました(12-16節)。神の道は愛です。神の愛を受け取って次の人に渡していく行為は、神の愛を表現する一つの方法です。
キリスト者が社会や教会の中で具体的に人に仕える方法を見いだし実践していくなら、励まされる人が増え、神がほめたたえられ、私たちは祝福されます。
あなたの助けを今週必要とする人は誰ですか。あなたは具体的に何をしますか。