アロンは父が急死してほどなく、ポスターほどの大きな額に入った一枚の写真を母親に贈りました。父の人生を物語る特別なもの、例えば、収集品、石や本、写真、工芸品などを集めて撮影したものです。彼は、何日もかけてそれらを集め、配置し、妹のレイチェルが撮影しました。それは父に対する敬意と感謝のしるしでした。彼は長年、トラウマと依存症に苦しみましたが、必死で家族を愛しました。この写真は同時に、神の愛と奇跡の癒やしの証しでもあります。なぜなら、父は人生最後の10年間、依存症から解放されて自由に生きたからです。

イスラエル人が荒野の40年間を経てヨルダン川を渡り、約束の地に入った時、ヨシュアは12の部族から1人ずつ選び、各々干上がった川の真ん中から石を集めるように命じました。それが彼らの間で「しるし」となるためです(ヨシ4:1-6)。彼はこれらの石で祭壇を作りました。神の御力と助けに永遠に敬意を示すためです(19-24節)。イスラエルの民の旅は困難なものでした。しかし、神が共にいてくださり、岩から水を出し、空からマナを降らせ、昼は雲の柱、夜は火の柱で、旅路を導いてくださいました。彼らの着物は少しも擦り切れなかったのです(申8:4)。石の祭壇は神を指し示す記念碑でした。

神は、驚くべきことをなされます。私たちは、神に守られ、神から与えられる中で、神に対する朽ちない感謝と敬意のしるしを後の世代に遺していきましょう。