一人暮らしの大学生の子どもたちに、母親の私が送る小包「ケアパッケージ」には、主に手作りのお菓子やキャンディーが入っています。その他は、忘れていったお気に入りのシャツや文房具など、実用的なものです。このケアパッケージという言葉が、第二次世界大戦直後にアメリカで設立された人道支援団体の名称に由来すると最近知りました。その団体は、大戦直後、深刻な食料不足に見舞われたヨーロッパの戦争被災者や貧しい人々に、箱に詰めた食料などを届けたのです。
ケアパッケージという名称は、20世紀以降のものですが、その行為自体は、古くから存在します。それは使徒パウロの手紙にさえ見られます。彼はローマの獄中から信頼していた弟子のテモテに個人的なお願いをしています。マルコを連れて来てほしい(Ⅱテモ4:11)、自分の上着と書物、特に羊皮紙のものを持ってきてほしいと頼んでいます(13節)。冬が近づいていたので上着が必要だったのでしょう。書物は旧約聖書の写本だったかもしれません。自分を鼓舞するためにも、仲間との交わりと実際的な助けを欲していたのです。近所の人におすそ分けをしたり、親類や友人に手紙を書いたり、宅配でお菓子を届けたりなど、贈り物は、誰かを励ますことに使えます。
人の親切や贈り物を通して、神の愛を感じたことがありますか。そのとき、どのように励まされましたか。