巨匠ベートーベンの謎めいた熱烈なラブレターが、彼の死後に見つかりました。その手紙には「不滅の恋人よ……あなたと完全に一つになるか、完全に離れるかでないと、私は生きられない」というような情熱的な告白がつづられていました。悲しいことに、この手紙は発送されず、誰に宛てたのかは不明です。
ベートーベンの手紙は、彼と自分を重ね合わせる、愛を切望する読者を感動させます。人は、愛を切望し、満ち足りた思いに浸りたいと願いますが、相手が人であれ、物であれ、素晴らしい体験であれ、その願いを完全に満たしてくれるものはありません。
一方、神の契約の民に対する愛は、はかない恋愛とは比べ物になりません。神は万民のために、まずこの人たちに偉大な愛を示されました。
神は預言者エレミヤを通して「わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し 変わることなく慈しみを注ぐ」(エレ31:3)と宣言されました。愛ゆえに、安住の地と恵みを約束され(2節)、壊れてしまったものを建て直すと言われました(4節)。神を何度も拒絶し、反抗したにもかかわらず、神はこの民をみもとに連れ戻すと誓われました(9節)。
時代は下り、イエスは神と同一の永遠の愛に突き動かされ、罪人のための死を甘受されました。私たちがいまだ悔い改めてもいないのにです(ロマ5:8)。あなたは必死で愛を求める必要はありません。すでに不滅の愛で愛されています。
あなたは、どういうふうにこの世で愛を探していますか。神はあなたに対する永遠の愛をどのように実証されましたか。