バスケの練習で、エンリケは、正しいパスの仕方をチームの皆に見せるようにと指導者である父親に言われました。既に何週間も練習していますが、失敗するかもと不安でした。それで、まず祈り、うまくいくと「主よ、感謝します」と言いました。父は「よく練習した。でも、それ以上に、祈ったり、神に成功を感謝したりしたことがうれしい」と、二人になると言いました。エンリケは肩をすくめて、「父さんの真似をしただけ」と答えました。

神は、ご自分の律法や掟を民に伝え、それに何かを加えたり、そこから何かを削ったりしてはならないと言われました(申4:1-2)。「それを忠実に守りなさい。そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され」る、と(6節)。しかし、「諸国の民」の目に映る姿だけが問題だったわけではありません。「子や孫たちにも語り伝えなさい」と命じておられます(9節)。その理由は、子や孫たちが、神を「畏れることを学び、またそれを子らに教えることができる」ようになるためです(10節)。

子を持つ親と子ども伝道の奉仕者だけが、生きて働く信仰を子どもたちと分かち合うわけではありません。誰もが子どもや子育て中の人に関心を持ち、親子共々の信仰が成長するように祈り、関わるなら、それが、健全な世代間の交わりです。神は昔から、そのような人間関係の中で、後の世代に良い影響を及ぼすように働かれたのです。