覚えて、これを 行いなさい
◆ ダニエル書5-7
◆ Ⅱヨハネ
―Ⅰコリント11:24
アメリカ海軍の艦船の乗務員は、真珠湾を出航、また真珠湾に帰還するとき、制服姿で甲板に整列します。海に向かって一定間隔で整列し、不動の姿勢で最敬礼をして、1941年12月7日に死亡した兵士や民間の人たちに思いを馳せるのです。この光景は見る者を感動させ、また、多くの軍人たちは、最も思い出深い経験のひとつだと語っています。
思い悩まず、いらいらせず
◆ ダニエル書3-4
◆ Ⅰヨハネ5
悪いことを奨励するような世の中の風潮に、心を騒がせたことがありますか。不道徳な生き方を信奉するような芸能人がもてはやされたり、正しい生き方を公然と嘲笑(ちょうしょう)する人が各界のリーダーだったりすると、不安になります。しかし、悲観して思い悩んだり、いらいらしたりしないようにしましょう。もっと良い対処の方法があるからです。
平和
◆ エゼキエル書47-48
◆ Ⅰヨハネ3
平和はアダムとエバの時代に失われました。禁断の木の実を食べて自分たちが裸であることに気づくやいなや、ふたりは互いに相手を責め始め(創3:12-13)、神の平和な星に対立を持ち込みました。このふたりの末裔(私たちも含まれる)は悲しいことに、祖先の悪い模範に倣っています。私たちは自分が間違ったときでも他人のせいにする一方で、誰かが失敗したときには、責任をたらい回しにすることに腹を立てるのです。自分の不幸を他人のせいにするなら、家族や教会、地域社会や国家を分裂させます。私たちは平和を作ることができません。誰に責任を負わせようかと、犯人捜しに夢中になるからです。
砂の城
◆ エゼキエル書45-46
◆ Ⅰヨハネ2
―ルカ12:34
子どもたちが小さかったころ、冬になると家族を連れて、フロリダの両親のところに帰省しました。ミシガン州は寒いところですから、温暖な気候の地で過ごせることは、何よりの楽しみでした。私は海岸でゆっくり本でも読もうと、心待ちにしていました。ところが、子どもたちにもプランがありました。一緒に砂の城を作ろうというのです。しぶしぶ立ち上がって参加しましたが、気がつくと夢中になっていました。何時間もかけて立派な城を作りましたが、潮が満ちて、私の努力の結晶を流し去るのは時間の問題です。けれども、夢中になっているときは、そんなことは考えもしないのです。
忙しすぎることはない
◆ エゼキエル書42-44
◆ Ⅰヨハネ1
学生たちに貸していた妹夫婦の家に、泥棒が入ろうとしたことがありました。住人の女子学生は、まさに泥棒が侵入しようとしていたとき警察に電話しましたが、警察の電話交換手はこともあろうにこう言ったのです。「ただ今、大変込み合っていますから、明日の朝、改めてお電話ください。」何ということでしょう。この女性は助けを求めてすべきことをしたのに、まったく無視されてしまいました。この種の冷たさには本当に憤慨させられます。
アドベントのテーマ
◆ エゼキエル書40-41
◆ Ⅱペテロ3
聖書の書巻はすべてつながっており、関係性を持っています。私は以前からそのことを信じていましたが、それでも、先月読んだペテロの手紙第一が、アドベントの4つのテーマすべてに触れていることに気づいたときは、今さらながら驚きました。アドベントは、キリストの再臨を意識しつつ、キリストの降誕を祝う準備をする期間です。神がキリストと共にくださった希望、平和、喜び、愛を強調する時です。
行為と結果
◆ エゼキエル書37-39
◆ Ⅱペテロ2
ポートランドを出発してシアトルに向かっていた旅客機がハイジャックされました。1971年11月24日、20万ドル(当時の7,200万円)の身代金を要求し、要求が受け入れられなければ飛行機を爆破すると脅した容疑者は、D.B.クーパーという男だと言われています。飛行機は、身代金受け取りのために着陸した後、再び離陸しました。そして男は飛行機の後方からパラシュートで飛び降り、夜空へと消えていったのです。今でも捕まらず、事件は未解決のままです。この事件により、不安と恐怖が信頼と安全に取って代わり、結果、空港警備体制は劇的に強化されました。クーパーの犯した罪は、すべての人たちに影響を及ぼしました。