寄稿者

すべて見る

寄稿一覧 Ade Chandra

よい祈り

1年で聖書を!
◆ 詩篇63-65
◆ ローマ6
聖書のみことば ヨシュア記1:1-9
 
わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。―ヨシュア記1:5

自分の祈りを恥じるときがあります。中身のない決まり文句が、ついつい口をついてしまいます。それは、親しい人に言葉を選んで心を伝えるというものではありません。困ったものだと思う(そして、神を不機嫌にさせてしまっているかもしれないと思う)のは、「主よ、ともにいてください」という言い回しです。神は決して私を離れないと聖書で約束しておられるのに、私たちがこう祈ってしまうことです。

友の声で目覚める

1年で聖書を!
◆ 詩篇60-62
◆ ローマ5
聖書のみことば ヨハネ14:1-7

わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。―ヨハネ14:3

数年前のことですが、がんの精密検査を受けることになりました。担当の医師や医療スタッフは有能で熟練した人たちですが、私の個人的な知り合いではないので、とても心細く感じました。しかし、麻酔から覚めると美しい声が聞こえました。妻が、「あなた、よかったわ。どこも悪いところはなかったわよ」と話しかけていました。私は、彼女の笑顔を見て安心しました。不安におののく私が欲していたのは、私を愛している人の励ましだったのです。

良いわざに励みなさい

1年で聖書を!
◆ 詩篇57-59
◆ ローマ4
聖書のみことば ルカ6:27-36
 
ナザレのイエス……神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。―使徒10:38

今日、良いことをしても、明日には忘れられてしまう。でもとにかく良いことをしなさい、と言った人がいます。良い言葉だし、大切な戒めだと思います。イエスは「巡り歩いて良いわざをなし」たと、ルカが使徒の働きの中で記述しています(使10:38)。

どなたでも無料で

1年で聖書を!
◆ 詩篇54-56
◆ ローマ3
聖書のみことば エペソ1:7-14;  2:8-9
 
あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。―エペソ2:8

厳しい不況の中で、家族の必要をまかなえずに困っている人たちがいます。私の通う教会では、この方たちを支援するために「どなたでも無料でどうぞ」という催しを行いました。

落下した木星

1年で聖書を!
◆ 詩篇51-53
◆ ローマ2
聖書のみことば コロサイ1:15-23
 
万物は御子にあって成り立っています。―コロサイ1:17

息子のために安物の太陽系の模型を買いました。これを組み立てるには、惑星をひとつずつ天井から吊るさなければなりません。上を向いたり下を向いたりしているうちにクラクラしてきて、疲れてしまいました。ところが数時間後、「ポロン」と音がして木星が床に落ちたのです。

良い人生

1年で聖書を!
◆ 詩篇49-50
◆ ローマ1
聖書のみことば ミカ書6:6-8
 
私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。―詩篇73:28

哲学者たちは「良い人生とは何であり、誰がそれを手にするのだろう」と思いを巡らします。私は、良い人生といえば、友人のロイを思い出します。

愛する神のために

1年で聖書を!
◆ 詩篇46-48
◆ 使徒28
聖書のみことば マタイ6:16-18
 
断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。―マタイ6:16

数年前、私たちの教会では、数回の礼拝メッセージを通して、旧約聖書の幕屋について学びました。神はアカシヤ材で机を作って、その上に「供えのパン」を置くように命じられました(出25:23-30)。私は、この部分からメッセージを取り次ぐ準備として、人生初の断食を数日間行いました。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(申8:3)という真理を実際に体験したかったのです。自分の大好きな「食べる」という行為を、最愛の神のために絶ってみたかったのです。そして、断食をしている間、イエスがマタイの福音書6章16~18節で教えているとおりにしようと決めました。

わいろ

1年で聖書を!
◆ 詩篇43-45
◆ 使徒27:27-44
聖書のみことば申命記10:12-22
 
わいろを取ってはならない。わいろは聡明な人を盲目にし、
―出エジプト記23:8

夫婦で外国に行ったときのことです。舗装道路のあちこちに深いくぼみがあるのに夫が気づきました。運転手に尋ねると、法定積載量を越えた積荷を載せた、トラックのタイヤのせいだといいます。トラックの運転手は見つかると、警官にわいろを渡して罰金を逃れるのだそうです。運転手と警官は良いでしょうが、他の車の運転手や納税者たちは、でこぼこ道の不便と不当な経済的負担とを強いられます。

朝明けには喜びが

1年で聖書を!
◆ 詩篇40-42
◆ 使徒27:1-26
聖書のみことば 詩篇40:1-5
 
夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。―詩篇30:5

アンジーは、濃い霧の中で車を運転していて前がよく見えず、トラックに正面衝突してしまいました。大ケガをして脳にひどい損傷を負い、その後遺症で寝たきりになりました。また、話すこともできなくなってしまいました。