寄稿者

すべて見る
Jennifer Benson Schuldt

Jennifer Benson Schuldt

ジェニファー・ベンソン・シュルツ氏は、2010年に「デイリーブレッド」の著者に加わりました。Our Daily Journey(若者向けデボーションガイド)の著者およびブロガーでもあります。夫ボブとふたりの子どもたちとともに、シカゴ郊外に住んでいます。

寄稿一覧 Jennifer Benson Schuldt

家族になる

モーリス・グリフィンは32歳で養子になりました。彼は、幼いころから20年前までゴッドボールド夫妻の里子としていっしょに暮らしていました。今では独立して自分で生活していますが、養子縁組をすることは、モーリスもゴッドボールド夫妻もずっと望んでいたことでした。両者が再会を果たし、養子縁組が正式に成立すると、モーリスは「私の人生でおそらく最高の瞬間です。…わが家に帰れて幸せです」と述べました。

無料のトマト

車のトランクに食料品を積み込んでいると、ふと隣の車に目がいきました。真っ赤なトマトの詰まったバスケットが後ろの窓から見えています。色つやが良く丸々していて、店で見たどんなトマトより立派です。そのとき車の持ち主の女性がやってきたので、「見事なトマトですね」と言うと、「今年は豊作でした。少し差し上げましょうか」と言ってくれました。見ず知らずの私に分けてくれることに驚きながらも、喜んで受け取りました。無料です。そのトマトは、見た目にたがわず美味しいトマトでした。

いのちとつながる

モリス・フランク(1908-1980)は、16歳になったときには完全に両眼の視力を失っていました。数年後、彼はスイスに旅して犬のバディと出会います。この出会いは後に、アメリカ初となる盲導犬訓練施設の設立にかかわるきっかけとなりました。

偽装

コティ・クレイトンは、ユタ州の山岳地帯を歩いていたとき、山羊の群れの中に一匹の変な山羊を見つけました。そこでもっとよく見てみると、その変な一匹は、何と山羊の格好をした人間でした。当局がその男性に話を聞いたところ、その衣装は手製のフリースの着ぐるみで、狩猟の旅に行く前に変装のテストをしていたと説明したそうです。

真実の愛

弟の結婚式のリハーサルのとき、牧師の前で向き合っている新郎新婦の写真を撮りました。その写真を後で見てみると、後ろの金属製の十字架にフラッシュが反射して、明るい光が新郎新婦の上に降り注いでいました。

神が聞いてくださる

娘といっしょに絵本をいくつか読んだあとで、私は言いました。「ママは少し大人の本を読みたいから、また後でいっしょに絵本を読みましょうね。」そして、しばらく読書をしていると、娘は疑い深く私を見つめ、「ママ、ちゃんと読んでないでしょ」と言いました。私が声を出していないので、本を読んでいないと思ったのです。

わら無しで煉瓦を

多くの人は、手持ちは十分とは言えない状況の中で、何とか頑張るという課題に直面しています。人手も予算も減り、体も疲れているのに、限られた時間でこなさなければならない仕事の量は、前と同じかさらに増えています。この苦境を、わら無しでれんが作りを強いられたイスラエルの民になぞらえることができるでしょう。

聖霊の助け

年始に一年の目標を立てる人は少なくありません。もっと貯金しようとか、運動をしようとか、ネットにはまって時間を無駄にしないようにしようとか、色々なことを自分に約束します。私たちは心を新たにして一年を始めます。しかし、慣れ親しんだ習慣に引き戻そうという誘惑があって、それにうっかり負けてしまうときがあります。その回数が徐々に増えると、ついには元通りになってしまいます。まるで、目標など存在しなかったかのようです。

逆方向に生きる

シカゴ川は、上流と下流が逆です。百年以上前に人工的に流れを変えたからです。当時、シカゴ市民は、家庭の汚水や工場排水をこの川に流していて、その行先はミシガン湖でした。ミシガン湖は市の飲料水の供給源でしたから、多くの人たちが汚染された水を飲んで病気になったり、死んだりしました。それで当局は、シカゴ川の流れを逆にして湖から水が流れ出るようにしました。