チャーピー
カモメのチャーピーは自分の恩人を、12年間、訪問しています。ジョン・サムナーは、脚を折ったチャーピーをドッグフードでなれさせ、治るまで看病してくれました。チャーピーが英国のデボン州インストウ・ビーチにいるのは、9月から3月までですが、両者は互いをすぐに見つけます。チャーピーは、他の人には近づきませんが、ジョンが浜辺に来ると、毎日、真っ直ぐに飛んで来ます。なんとも珍しい関係です。
近くにいる隣人
多くの自治体がWebサイトを使って、地域がつながるように助けています。私の住む町では、ピューマの目撃情報や山火事の避難指示の他、子育て世代同士が必要に応じてベビーシッターをし合うためにも使われています。迷子になったペットを探すことさえできると分かりました。今日の忙しい生活の中で失われがちだった地域社会のつながりは、インターネットの力によって復活しています。
あなたのために良い
世界中の人々は2016年に推計で約10兆円をチョコレートに費やしました。膨大な数字ですが、チョコレートは美味しいのですから、驚くには値しないかもしれません。その上、アンチエイジング作用や心臓病予防効果のあるフラボノイドを含んでいて健康に良いと分かったのですから、世界中が喜びました。これほど受けの良かった処方箋が、かつてあったでしょうか。(但し、食べ過ぎには気をつけましょう。)
負債の免除
カリフォルニア州のロサンゼルス郡が、犯罪者の収監費用を、その親に課すことを辞めたのは、2009年のことです。しかし、法令が変わった時点で未払いだった分については、まだ支払う義務がありました。しかし2018年、その義務も免除されました。
賞をめざして
アメリカ映画「フォレスト・ガンプ」(1995年日本公開)のフォレストは、走ることで有名になりました。この道の行き止まりまで、と 思って始めたものが、結局、3年2ヶ月14日と16時間走りつづけました。自分で決めた目的地に着くと、次の目的地を定め、もう走る気がなくなるまで、アメリカをジグザグに横断したのです。何となく走りたいと感じたことがそもそもの動機でした。フォレストは語ります。「あの日、特に理由もなく、僕は、ちょっ と走ろうと思った。」
路上チームの一員
サンフランシスコ市の保健所職員は、麻薬依存症に苦しむ路上生活者に薬を提供するために街に出ていきます。この活動はホームレスの薬物乱用者が増加したことを受けて始まりました。通常、患者が診療所にやって来ます。しかし、医療従事者の方から患者のもとに出向くことで、患者側のハードルを下げています。患者は、交通手段の確保をしたり予約を忘れないように努力したりしなくてもよいのです。
真理は苦いか甘いか
鼻にしみができて一年近くたって医者に行きました。生体検査の結果が数日後に出ましたが、皮膚がんでした。手術は可能で、生命の危険はないと言われましたが、苦汁をなめる思いでした。
青い線
アルペンスキー滑降の競技用コースには、真っ白な雪の上に青色のスプレーで線が引かれています。観客の目に美しいものではありませんが、選手の成功と安全のために必要です。それはゴールまでの最短ルートを選手に示します。また、雪の白さと青のコントラストは、選手が斜面に出来た窪みの深さを察知するのに役立ちます。斜面を高速で滑降する選手の安全にとって、その線は不可欠なものなのです。
その良さは持ち主に聞け
パッカード社は20世紀初頭のアメリカで創業した自動車メーカーで「その良さは持ち主にきけ」という力強いキャッチコピーで消費者を引き付け、その時代を代表する名門高級車メーカーに成長しました。この会社の人たちは、友人の満足に裏打ちされた製品、という口コミの説得力をよく理解していたのでしょう。