人生の嵐を乗り越えて
ジョン・F・ケネディ・ジュニアが操縦する小型機が、1999年7月16日、大西洋に墜落しました。事故の原因は、空間識失調と言われるよくある過失でした。視界が悪い時に起こりうる現象で、パイロットは状況を客観的に把握できる心理状態でなくなり、計器に頼って操縦することを怠ってしまうのです。
信仰の道
トリニダード・トバゴは、2017年に行われた2018のサッカーW杯予選で、世界ランキングで56も上位の米国を2対1のスコアで打ち破り、世界を驚かせました。この勝利が番狂わせだった理由のひとつは、米国の人口や資産がカリブ海の小国を圧倒していたからでしょう。しかし、この絶対的な優位もトリニダード・トバゴ代表の情熱を打ち負かすには不十分でした。
立派な生活態度
オーストラリアの外科医キャサリン・ハムリンについて、彼女の死亡記事を読んで初めて知りました。キャサリンは夫とともに、世界で唯一の産科瘻孔の専門病院をエチオピアに設立しました。産科瘻孔(さんかろうこう フィスチュラ)は、肉体だけでなく精神的にも大きなダメージを女性に与えます。出産によって産道に穴が出来る疾患で、発展途上国で多くみられます。キャサリンはこの病気に悩む6万人以上の女性の治療を監督したといいます。
愛に追いかけられて
英国の詩人フランシス・トムソンは、『天の猟犬』で、夜も昼も神を避けて逃げたと語ります。彼は、懸命に逃げ隠れするのですが、イエスは、絶え間なく追いかけてこられました。私が主の探し求めたものだった、と詩人は締めくくっています。
真実にしっかりとどまる
実家は、築100年ほどの古い家で多くの特徴があります。しっくいの壁もそのひとつで、壁に絵を掛ける時は、木の支柱がある場所に釘を打つか、石膏アンカーを使わなければなりません。そうしなければ、絵は壁にしっかりくっつかず、落ちてしまうでしょう。
それはイエスです
人気リアリティ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に登場した5歳の少女が、素晴らしい歌を披露しました。審査員が1930年代に活躍した「シャーリー・テンプルがあなたの中にいる」と言うと、彼女は「シャーリーじゃなくて、イエスさまがいるの」と応じました。私は、自分の喜びは内住のイエスから来るという少女の自覚に驚きました。
決してひとりではない
マギー・ファーガソンは、エコノミストグループが発行する雑誌1843に「路上生活や飢餓、または病気よりも恐ろしいもの」、つまり、孤独について記しています。彼女は、社会的地位や経済状況にかかわらず、孤独な人が増えていると指摘します。痛々しい例を挙げて、孤独とは何なのかを語っています。
ラッパを吹く
アメリカの軍隊の「消灯ラッパ」は葬儀でも演奏されるメロディーです。最近知ったのですが、これには非公式の歌詞があり、その多くが「神は近い」という言葉で結ばれています。夜の闇が深くなる前に、また大切な人を失って嘆いている時に、その歌は「神は近い」という安心を提供しています。
もろびとこぞりて
毎年のクリスマス、私たち家族は世界各地のナティビティセットで室内を飾ります。ドイツのものや、ベツレヘムのオリーブの木で作られたもの、色鮮やかなメキシコ民芸調のものもあります。お気に入りは、アフリカのものです。伝統的な羊とラクダに代わってカバがうっとりと赤子のイエスを見つめています。