ヘンデルの「メサイア」は、毎年、世界中で何千回も演奏されている、最も有名なクラッシック音楽の一つです。驚くべきことに、ヘンデルは、わずか24日間でこれを完成させたといいますが、非常に壮大な作品です。演奏が始まってから約2時間後に歌われる「ハレルヤ・コーラス」で、クライマックスに達します。

トランペットとティンパニが、その始まりを告げると、合唱団は「主は世々限りなく支配される」とヨハネの黙示録11章15節のみことばを歌い、その歌声は幾重にも重なっていきます。それは、イエスと共に天国で永遠を過ごすという希望を輝かしく宣言しています。

メサイアの歌詞の多くは、ヨハネの黙示録のみことばを引用しています。使徒ヨハネは、人生の終わりに神から啓示を受け、キリストの再臨という頂点に至るまでに起こる様々なことを述べています。その中で、復活したイエスが地上に戻られるという主題に何度も立ち返りました。そのとき、大いなる喜びと賛美のとどろきが聞かれるでしょう(19:1-8)。イエスが、闇と死の力に打ち勝ち、平和の御国を打ち立てるので、世界は喜び歌います。

いつの日か、全ての人々が大群衆となってイエスは王だと宣言し、主の永遠の統治を祝って賛美します(7:9)。私たちは、その時まで、生き、働き、祈り、望みを抱いて待っています。