寄稿者

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Marvin Williams

Marvin Williams

マービン・ウィリアムス氏は、2007年に「デイリーブレッド」の寄稿者として加わりました。ウィリアムス氏は、ミシガン州ランシングにあるトリニティ教会の主任教育担当牧師です。妻トニアとの間に3人の子どもがあります。

寄稿一覧 Marvin Williams

お話の部屋

北部スペインのある田舎には、美しい友情の形があります。そこには多くの人工の洞穴があります。収穫が終わると、農家の人たちは洞穴の上の部屋で貯蔵物の棚卸しをします。その部屋はいつの頃か「お話の部屋」と呼ばれるようになりました。家族や友人が集まって、自分の話や秘密、夢を分かち合う交流の場となったのです。もし、安全な環境で腹を割った話をしたいなら、そこに行けばよいのです。

心が休まる

心が休まらないなら、どんな富や成功にも満足できません。カントリーミュージック界の今は亡き大スターは、こう証言しています。ビルボードのカントリーミュージック部門で上位10位に入ったアルバムは40近く、多数のシングルは1位に輝きました。しかし、結婚と離婚を繰り返し、刑務所にも入りました。キャリアでの大成功にもかかわらず、こう嘆きました。「ざわつく心をどうすることもできない。仕事も、結婚も、生きがいも、少ししか役に立たない。きっと死ぬまでそうだろう」。人生が終わる前に安らぎを見つけることができたのに、何と悲しいことでしょう。

偉大な教師のように

白帯を締めた3歳児が先生をまねる動画がありました。幼い少女は稽古心得を先生の後について元気よく唱え、先生の言葉や動作に集中してまねました。堂々としてなかなかのものです。

全ての行動において

マルチン・ルターは、1524年、「商人たちには共通の原則がある……得をし欲を満たせるなら、隣人のことは気にしない」と述べました。それから2世紀後。米国ニュージャージー州マウントホリーの仕立て屋ジョン・ウルマンは、自身の信仰を商売に反映させました。彼は奴隷解放を支持し、強制労働を容認する企業の布や染料を使いませんでした。何をするにも、正しい良心のもと、隣人を愛し、清廉潔白に生きました。

ちょうどよい

映画『屋根の上のバイオリン弾き』の主人公テヴィエは、正直な気持ちを神に語りました。「あぁ神様。あなたは多くの貧乏人を作られました。貧乏は恥ではないと承知していますよ。しかし、大した名誉でもない。わしに少しばかりの財産があっても、何がそんなに悪いのか……わしが金持ちなら、あなたの広大な永遠のご計画が台無しになるでしょうか」

十分に用心しなさい

数名の人が、雪崩の危険を告知する看板を通り過ぎ、スノーボードを始めました。2度目の滑走中、誰かが「雪崩だ!」と叫びましたが、1人は逃げきれずに巻き込まれて亡くなりました。未熟だと非難する人もいましたが、実は逆で、この人は、雪崩対策の講習を受けた協会認定の山岳スキーガイドでした。ある専門家は、雪崩に関して高度の訓練を受けた人たちの方が己の判断を過信する傾向にあり、この事故の原因は警戒を緩めたことだと語りました。

神が仰せられた

発明家のアレクサンダー・グラハム・ベルは、1876年、電話の実験に初めて成功しました。助手のトーマス・ワトソンに電話をかけ、「ワトソン君、ちょっと来てくれ」と言ったのです。雑音混じりで聞きづらいものでしたが、何と言ったのかは十分に分かりました。このベルの第一声は、人類の通信にとって、新しい時代の夜明けでした。

心から出る

動物好きにとって「ノアの箱舟作戦」という名称は、楽しい何かを連想させるかもしれませんが、ナッソー動物虐待防止協会の人たちにとっては、悪夢のような体験でした。ロングアイランドの民家からひどい騒音と悪臭がするという通報を受けて出動した作業員が見た(保護した)ものは、放置された400匹以上の動物でした。

耐久性

家の耐久性を試すために風速40メートルの人工風で実験しました。1軒目は風害対策を取っておらず、もう1軒は、屋根や床の補強をしていました。強い台風並みの風に10分間さらされて、最初の家は倒壊しましたが、次の家の被害は最小限でした。この実験は「あなたはどちらの家に住みたいですか?」と最後に問いかけています。