神はきよめる
汚れを自ら除去する服ができたらどうでしょう。BBC放送によると、綿についた汚れや匂いが紫外線で無くなるコーティング剤を、中国の科学者が開発したそうです。洗濯が不要の世の中はどんなものでしょう。
心して待つ
情報科学者ラメシュ・シタラマンによると、ネットユーザーはブラウザの起動が遅いと例外なくイラつくそうです。彼の調査によると、平均的なユーザーにとって、動画の起動は2秒です。5秒経つと25パーセント、10秒経つと半数のユーザーが視聴をキャンセルするそうです。現代人は待てません。
自分の快適さではなく
ダンは交通事故が原因で下半身不随になりました。癒やしを祈ってもかなわず、神は、次のように優しく教えておられるようだと感じました。「地上の人生の目的はキリストの似姿になること。全てが順調ならば、そうはならないでしょう。厳しい状況で、神を頼りに何とか一日を終えるような日々でこそ、それが可能になるのです」
恨まない
カナダ・フットボール・リーグの元選手だった73歳の男性2人が、2011年に行われたプロモーション・イベントのステージ上で、殴り合いのけんかをしました。彼らは物議を醸した1963年のチャンピオンシップの件で互いを恨んでいたのです。1人が相手をステージから突き落とすと、観衆は彼に「もう忘れて」と呼びかけました。
目をさましていなさい!
ドイツの銀行の職員が、顧客の口座から8千円相当のユーロを送金している最中に睡魔に襲われ、キーを長押しした結果、288億円相当が送金されました。その結果、送金を認証した同僚まで解雇されました。事態は発覚し訂正されましたが、眠気が引き起こした些細な過失は、彼の不注意のために大事になるところでした。
神の羅針盤
第2次世界大戦の最中、商船アルコア・ガイド号は、ノースカロライナ沖合500キロの付近を航行中に、浮上してきたドイツの潜水艦に遭遇しました。そして、砲撃を受けて炎上、沈没しました。機関士のワルデマー・セメノフら乗務員たちは、救命艇を海に降ろし、船の羅針盤を頼りに航路に戻ろうとしました。そして3日後、偵察機に発見されました。翌日、彼らは駆逐艦ブルームによって救助されました。羅針盤のおかげで、セメノフら27人の命が救われたのです。
完璧な名前
次男は8月の蒸し暑い日に産まれましたが、しばらく名前がありませんでした。決めかねていたのです。3日間「ウィリアム家の赤ちゃん」と呼ばれ、ついにミカと名付けました。
もうむなしくない
精神科医のマデリン・レヴィンは、15歳の少女が自傷行為の跡をシャツの袖で隠していると気付きました。彼女が袖をまくると、カッターナイフで「むなしい」と彫った傷痕がありました。彼女は心を痛めながらも、少女が本気で助けを求めていると分かって感謝しました。
むなしさの中の喜び
ジェームズ・ウォードは「退屈なものが好き」というブログで知られていますが、2010年、第1回「退屈会議」を開催しました。それは、平凡すぎて見過ごされていることを祝う祭典です。過去には、くしゃみ、自動販売機の音など、一見つまらない主題が取り上げられました。ウォードは、退屈な話題でも、興味深く、意味のある、楽しい講演ができると分かっていました。