寄稿者

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Marvin Williams

Marvin Williams

マービン・ウィリアムス氏は、2007年に「デイリーブレッド」の寄稿者として加わりました。ウィリアムス氏は、ミシガン州ランシングにあるトリニティ教会の主任教育担当牧師です。妻トニアとの間に3人の子どもがあります。

寄稿一覧 Marvin Williams

完璧な名前

次男は8月の蒸し暑い日に産まれましたが、しばらく名前がありませんでした。決めかねていたのです。3日間「ウィリアム家の赤ちゃん」と呼ばれ、ついにミカと名付けました。

もうむなしくない

精神科医のマデリン・レヴィンは、15歳の少女が自傷行為の跡をシャツの袖で隠していると気付きました。彼女が袖をまくると、カッターナイフで「むなしい」と彫った傷痕がありました。彼女は心を痛めながらも、少女が本気で助けを求めていると分かって感謝しました。

むなしさの中の喜び

ジェームズ・ウォードは「退屈なものが好き」というブログで知られていますが、2010年、第1回「退屈会議」を開催しました。それは、平凡すぎて見過ごされていることを祝う祭典です。過去には、くしゃみ、自動販売機の音など、一見つまらない主題が取り上げられました。ウォードは、退屈な話題でも、興味深く、意味のある、楽しい講演ができると分かっていました。

初心者ガイド

母の急死がきっかけで、2016年にブログを始めました。人々が自分の人生に意味を見いだして励まされるようなことをしたかったのです。そこでまず、初心者ガイドを手に入れ、ブログの基本的なことを学びました。

愛の偉大な行為

オレゴン州のマルール国有林に、890ヘクタールに渡って生息するナラタケは、世界で最も大きな生命体です。2000年以上に渡って糸状体を広げ、木々の命を奪いつつ成長しました。この巨大生物も、最初はひとつの微細な胞子でした。

神のおしえ

銀行の手違いで1,300万円相当が口座に振り込まれたとき、その夫婦は、生活費の支払いだけでなく、SUV車やキャンピングカーなどを買いました。間違いに気付いた銀行に返金を迫られても、既に何も残っておらず、結局、窃盗罪で訴えられました。夫は裁判所で取材した記者に、相談した相手が悪かったと語りました。悪いアドバイスに従えば人生を台無しにすると学んだのです。

元どおり甘く

美しく豊かな意味がロシアの結婚式の習慣に盛り込まれています。例えば、披露宴の新郎新婦を祝した乾杯のときです。司会者が乾杯の音頭を取ると、参列者はグラスに少しだけ口をつけます。そして一斉に「苦い、苦い!」と叫ぶのです。この叫びが発せられると、新郎新婦は立ち上がってキスをします。飲み物を元どおり甘くするためにです。

主は離さない

フリオが自転車でマンハッタンとニュージャージー州を結ぶジョージ・ワシントン橋を渡っていると、ハドソン川に飛び込もうと欄干に立っている人がいました。彼は警察を呼んでも間に合わないと判断し、自転車を飛び降り、駆け出しました。両手を広げ、「ダメだ!君は愛されているんだ」と叫びながら。そして、男性を捕まえると、暴れる彼を通行人と一緒に救出しました。フリオは安全な場所に下りても、その人を離さなかったそうです。

驚くほど特別

ロンドン動物園によると人は特別ではないそうです。彼らは2005年「自然環境におけるヒト」という展示を4日間行いました。展示される「ヒト」がインターネットの公募で選ばれ、餌、生息地、脅威などについての掲示板が作られました。動物園の広報担当者は、ヒトが特別だという意識を軽減させることが、この展示の目的だと語りました。展示された「ヒト」のひとりは、その趣旨に賛同し 「動物としてヒトを見てもらうなら、私たちは、そんなに特別ではないと認識してもらえるで しょう」と語りました。