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Tim Gustafson

Tim Gustafson

ティム・グスタフソン氏は、「デイリーブレッド」と「Our Daily Journey」のライター、そして「探求の書シリーズ」の編集者として主に仕えています。宣教師の養子としてガーナで育ったので、欧米の生活を全く別の視点で見ることができます。ティムと妻リサとの間には、ひとりの娘と7人の息子がいます。大好きな聖書のみことばは、「みなしごの父、やもめのさばき人は 聖なる住まいにおられる神。神は孤独な者を家に住まわせ、捕らわれ人を導き出して栄えさせられる」(詩篇68:5-6)ですが、それは驚くに値しないかもしれません。

寄稿一覧 Tim Gustafson

小屋についての物語

その高級感ただよう古いログハウスは、主人が自ら切り出した木で建てられ、雑誌の表紙を飾るにふさわしいものでした。しかし、それは価値ある宝の半分にすぎず、もう半分は室内にあります。壁には数々の家宝が飾られ、食卓には手編みの籠や骨董の盆、ランプが置かれていました。玄関の戸には古い帽子がかけられています。「ここにあるすべての物には物語があります」と家主は自慢げに語りました。

水が頬を赤く染めるとき

百聞は一見に如かずと言いますから、カメラやビデオの発明後にイエスが来られたなら、もっと多くの人が信じたのではないでしょうか。しかし、ラビ・ザカリアス牧師は、そうではないと言います。彼は、言葉は何千枚もの写真に勝ると言い、その例としてクラショーの詩の一節、「意識ある水は自らの主を見て頬を赤く染めた」を挙げました。たった一行でイエスの最初の奇跡(ヨハ2:1-11)の神髄が示されました。大工が水を葡萄酒に変えることはありません。水はイエスが己の創造主だと分かったのです。

隠れているライオン

父は低木の茂みに隠れてライオンのようにうなり、私たちと遊んでくれました。私たちは1960年代にガーナの田舎に住んでいましたが、それでも、ライオンと出くわすなどありえないことでした。それで、私たち兄弟は笑いながらうなり声のもとを捜して、父と楽しく遊んだのです。ところがある日、友だちが遊びに来ていました。そして、あのうなり声が聞こえてくるや、悲鳴を上げて走り出しました。私たちは、この危険が幻だと知っていましたが、なぜか、いっしょに走り出しました。父は友だちを怖がらせてしまって、本当に申し訳なく思いました。そして、私たち兄弟は、他人のパニックに踊らされてはいけないことを学びました。

行け行け、ドンドンの波

悪天候で5日間打ち上げの遅れたスペースシャトル「チャレンジャー」は、1986年1月28日、火炎を噴き出し、爆音をとどろかせて上昇していきました。しかし、たった73秒後、システム異常のために空中分解し、7人の乗組員全員が犠牲になりました。

未消化の知識

外国語を学んでいる学生は、試験は解けるのに、実践ではさっぱりだとイギリスの外交官ランスロット・オリファント(1881-1965)は語り、「そういう未消化の知識は役に立たない」と自著に記しました。作家バルナバ・パイパーの気づきもそうでした。彼は、「正しい答えを知っているので、自分は神に近いと思っていた。しかし、それでイエスと親しい関係にあると考えたのは、とんだ勘違いだった」と述べています。

後に遺すもの

工事の現場監督をしていたティムが、事故で亡くなりました。彼は、家族や仕事仲間、地域の人たちを大切にしていたので、多くの人が悲しみました。葬儀の参列者が多すぎて、彼の通っていた教会には入りきれず、大きな会場を借りてもいっぱいになりました。ティムは、彼にしかできない方法で周囲の人々を愛しました。彼の親切、ユーモア、そして人生を喜んで楽しむ姿を、多くの人が惜しみました。

和解の使節

人種差別が激化する社会への報復心と戦う。これが、1957年のある日曜日、キング牧師が礼拝で語ったことでした。彼は、アラバマ州モンゴメリー市の教会で次のように語りました。「あなたの敵を愛するために何をしますか。自分から始めましょう。敵を打ち負かすチャンスが到来したなら、そのときこそ、そうしてはいけないのです。」キング牧師は「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです」と、イエスのみことばを引用しました(マタ5:44-45)。

寂しい季節

クリスマスの時期、山積みになった郵便物の中に美しいものを見つけました。リサイクルした厚紙を使った、手作りのクリスマスカードです。青々とした常緑樹の丘の冬景色を描いた、簡素な水彩画です。赤い実のついたヒイラギで囲んだフレームの中には、「平安がありますように!」と手書きのメッセージがありました。このカードの作者は、刑務所に収監されている友人でした。私は彼の作品を感心して見つめながら、もう2年も手紙を出していないことに気がつきました。

パクス・ロマーナ

戦争の痛みを償える人はいません。それなのに、あるウェブサイトによると、現在、64カ国で何らかの武力衝突が起こっているといいます。それは、いつ、どのように終わるのでしょう。私たちは平和を望みます。しかし、正義を犠牲にした平和では困ります。