Category  |  介護・看護

愛に動かされて

ジムとレイニーダは大学生時代に恋に落ち、結婚して幸せに暮らしていました。ところが、レイニーダの様子がおかしくなったのです。迷子になったり約束を忘れたりします。彼女はわずか47歳で、若年性アルツハイマー病と診断されました。主たる介護者として10年間彼女の世話をしたジムは次のように語りました。「僕は、結婚式で誓いを立てた時には思いもよらなかった形で妻を愛し、彼女に仕えることができた。認知症がその機会をくれたんだ」

ただ想像するだけ

礼拝賛美で『アイ・キャン・オンリー・イマジン』(ただ想像するだけ)を賛美していると、前の席の女性が、美しいソプラノで合わせてくれました。その人、ルイーズは病気のことを打ち明けてくれ、私たちは彼女の治療のために共に祈ることにしました。

望みを抱いて待つ

休暇を過ごした町でウェイターのロジェリオと知り合いました。彼は、強い信仰と思いやりに富んだ妻のカリーが、神からのこの上ない贈り物だと語りました。最初の子どもが産まれた後、神はふたりにダウン症の姪の世話を託されました。間もなく、義母を引き取って介護することにもなりました。

歌いましょう!

元オペラ歌手のナンシー・グスタファソンは、認知症の母を訪ねて衝撃を受けました。彼女は娘を認識できず、ほとんど話せません。しかし、月一度の訪問でふとひらめき、母に向かって歌うと、彼女は目を輝かせて20分間もともに歌い、「グスタファソン・シンガーズね!」と冗談まで口にしました。音楽には記憶を呼び覚ます力があると論じる専門家がいますが、彼女の回復は、その可能性を示唆します。懐かしいメロディを口ずさむなら、気持ちが明るくなり、転倒を防ぎ、危険行為や鎮静剤の使用を減らすでしょう。