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報われる

息子のロバートは、「僕にはできない。難しすぎる」と、絶望のあまり鉛筆を投げ捨てました。私たちの9歳になった息子には学習障害があり、普通に読み書きをすることができません。やっと良い学習法が見つかりましたが、それには大変な努力が必要でした。毎晩20分間、一日も欠かさずに、読み書きの練習をさせなければならなかったのです。やる気になれない夜もありました。前進は望み薄だと感じるときもありました。しかし私たち夫婦は、息子に年齢相応の読書力を身に付けさせるのは、親としての責任だと固く信じていたので、あきらめずに奮闘しました。

最後まで残る報酬

ウクライナの体操選手ラリサ・ラチニナをご存知でしょうか。1956年、1960年、1964年のオリンピックで合計18個のメダルを獲得し、個人のメダル獲得数としては最多の記録を保持していました。2012年のロンドンオリンピックで、米国の水泳選手マイケル・フェルプスが800メートルリレーで新しい記録を樹立するまで、ラチニナの記録は48年もの間破られないままでした。インターナショナル・ジムナスト誌は、「ラチニナは歴史に埋もれた存在だ」と書きました。ソビエト連邦の崩壊とともに、「私たちは彼女のことも忘れていたのだ。」

良い行いへの報い

私たちの教会では、子どもたちは、良い行いをするとカードをもらいます。良い選択をすると褒美をもらいます。彼らはカードや褒美を集めています。私たちの教会は、子どもたちの悪い行いに注目するのではなく、良い行いに目を向けるようにしています。

選択と結末

1年で聖書を!
◆ ゼカリヤ書5-8
◆ 黙示録19
聖書のみことば ガラテヤ6:1-10
 
思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。―ガラテヤ6:7

イギリスのリバプールに「国際奴隷博物館」があります。そこには、さまざまな時代に奴隷にされた、男女の大人や子どもたちの悲惨な姿が記録されています。無垢な人々を自分の欲望の犠牲にする行為は恐ろしいものです。しかし、それだけではありません。博物館の壁には、奴隷の過去を持つ人権活動家、フレデリック・ダグラスの洞察に富んだ言葉が刻まれています。「友の足に足かせをかけた人は誰でもやがて、もう一方の端は、自分の首を絞めていることに気づく」と記されています。人の尊厳を奪う行為は、自分の人間性をも奪ってしまうのです。

「詩的正義」

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書6-8
◆ Ⅰテモテ5
聖書のみことば エステル記3:1-11、7:1-10
 
復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。
―ローマ12:19

出版業界で働いていた頃の同僚は、今にも解雇されるかもしれないという暗雲の中で、一年ほどの期間を過ごしました。理由は分からないのですが、新任の上司は、彼に批判的な評価ばかりを繰り返したのです。そして、今日こそクビだろうと覚悟した日、その上司が解雇されたのです。

愛する神のために

1年で聖書を!
◆ 詩篇46-48
◆ 使徒28
聖書のみことば マタイ6:16-18
 
断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。―マタイ6:16

数年前、私たちの教会では、数回の礼拝メッセージを通して、旧約聖書の幕屋について学びました。神はアカシヤ材で机を作って、その上に「供えのパン」を置くように命じられました(出25:23-30)。私は、この部分からメッセージを取り次ぐ準備として、人生初の断食を数日間行いました。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(申8:3)という真理を実際に体験したかったのです。自分の大好きな「食べる」という行為を、最愛の神のために絶ってみたかったのです。そして、断食をしている間、イエスがマタイの福音書6章16~18節で教えているとおりにしようと決めました。

罪の後遺症

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書20-21
◆ Ⅱテモテ4
聖書のみことば Ⅱサムエル記12:1-14

 
剣は、いつまでもあなたの家から離れない。あなたがわたしをさげすみ、ヘテ人ウリヤの妻を取り、―Ⅱサムエル記12:10

悪いことをして、親に見つかっては謝る、ということを繰り返していた十代の少年がいました。それまでの態度に、両親はたいそう心を痛めていました。しかし少年は、赦してもらえるのをいいことに、次から次へと悪いことをするのです。