遅すぎる?
長年の癖が染みついて変わることが難しいという意味のことわざは、色々な言語にあります。英語では「老犬に新しい芸を教えることはできない」、フランス語では「老いた猿に面白い顔をさせることはできない」、スペイン語では「年取ったオウムは話せない」などです。
変わる力
教育学者でありベストセラー作家でもあるトニー・ワグナー氏は、「抜本的改革」を唱えています。つまり、世の中が当たり前と思っている考え方や、やり方を変えるということです。彼は、「革新者―世界を変える若者をつくる」という著書で次のように語ります。「一生懸命であるなら、革新はあらゆる分野で起こり…適切な環境と機会が与えられれば、ほとんどの人は、もっと創造的に、もっと革新的になることができる。」
知るべきこと
フェルナンド・オルテガのオリジナルソング「あるがまま我を」の間奏には、ビリー・グラハム博士の声が収録されています。その中でグラハム博士は、生死をさまよったときのことを振り返ります。自らの過去を思いめぐらし、自分がどれほどひどい罪人であり、どれほど神の赦しを日々必要としていたかを悟りました。
人格か評判か
伝説のバスケットボールコーチ、ジョン・ウッデン(1910~2010年)は、人格と評判は違っており、人格は評判よりはるかに重要だと信じていました。ウッデンコーチは選手たちによく言いました。「評判とは、人に見られている自分の姿にすぎない。人格というのは、自分の姿そのものだ。自分の人格を知っているのは、自分だけだ。他人の目をごまかすことはできても、自分をごまかすことはできない。」
時間を止められたなら
◆ Ⅰ列王記10-11
◆ ルカ21:20-38
主の栄光が主の宮に満ちたからである。―Ⅰ列王記8:11
毎年5月が巡ってくると、うれしくて時計を止めたくなります。弱々しい新芽が、硬い土や冷たい枝に押しとどめられることなく芽吹いて、「死」が打ち破られていくのを見るからです。私の住むミシガン州に春がやってきました。たった半月の間に冬枯れの風景が、香りと彩り豊かな花に飾られた木立に生まれ変わります。春の景色や音、そして香りに飽きることはありません。時間が止まってほしいとさえ思います。