デイリーブレッド

賛美の谷

詩人ウィリアム・カウパーの人生は、うつとの戦いでした。自殺未遂で精神病院に入れられましたが、そこでキリスト者の医者と出会い、生きて働くキリストを信じました。まもなく牧師で賛美歌作者のジョン・ニュートンと知り合い、賛美歌集を作ることを勧められました。彼の作品の一つは「み神のみわざは」(新聖讃美歌84番)です。カウパーはこの歌で神の御業のくすしさをたたえます。そして、自身もつらい状況にある中で「あらしの波間に神は在す 主にある聖徒よ勇気を持て 黒雲開けて恵みくだる」と歌うのです。

神の優しい愛

父親が定期予防接種を受けている生後2カ月の息子を慰める動画は、2017年の投稿時、父親の愛を示すものとして世界中の人の注目を集めました。ある男性が、看護師に注射された我が子をすぐに抱き上げて頬ずりすると、赤ん坊は数秒で泣き止みました。慈しみ深い親の愛ほど子どもを安心させるものはないのでしょう。

選択は大切

ダミアン牧師は、2人の終末期の患者を訪問する予定でした。1人は愛する家族に囲まれていました。損得勘定なく地域に仕え、人々に敬愛されていました。キリスト者の友人・知人も病室を訪ね、そこには賛美と祈り、希望が満ちていました。もう1人は教会員の親戚でした。かたくなな態度で荒れた人生を送り、愚かな判断や行動によって、家族に自堕落な生活をさせていました。それぞれの人生を選んだ2人の病室の雰囲気は、その選択を反映していました。