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物事の本質

神学の講義をモスクワでした時、地下鉄に乗って昼食に行きました。天気は良く、授業も順調だったので、上機嫌で口笛を吹き始めました。すると、乗客たちは皆、「この人は気が変にでもなったのか!」という目で、こちらをじろりと見ました。私は、学校のスタッフに、皆、いろいろ大変で落ち込んでいるみたいだ、地下鉄で口笛を吹いたらにらまれた、と言いました。すると彼女は、「確かにいろいろ大変ですが、それが乗客の反応の理由ではありません。公共の場での口笛はここでは無礼なのです」と、丁重に教えてくれました。

神の子どもたち

好きな本の一つが、だまし絵の本です。例えば、2本の同じ長さの線が異なる長さに見える絵や、四つの階段がつながっているように見える「不可能階段」などの巧妙さにいつも驚かされます。一方、自分たちは必ずしもありのままを見ているわけではないと分かって、少々複雑な気持ちにもなります。

神の救出計画

乗船中のクルーズ船の4階デッキから5歳の娘が海に転落したと知るや否や、彼女の父は娘を救おうと12メートル下の海に飛び込みました。そして、救助隊に引き上げられるまで、10分以上、娘を抱えて立ち泳ぎを続けました。彼は、娘を助けるために全てをささげたのです。

神の国を追い求める

新しい家に孫を泊まらせることになり、夜、部屋に広げた恐竜テントの中で一緒に本を読みました。彼はご機嫌でしたが、寝る段になると、「夜中に寂しくなったら、どうやって、おばあちゃんを探すの?」と、不慣れな家に不安気です。私は妙案が浮かび、リボンを一巻持って来ました。それを、彼のベッドから垂らし、部屋から廊下をつたわせ、私の寝室まで伸ばしました。そして「これで大丈夫。このリボンをたどれば、おばあちゃんの所に来られる」と言うと、彼は安心しました。