Category  |  デイリーブレッド

アイデンティティー

意識不明の男性が発見されました。店舗裏のごみ置き場で、虫に刺され、青あざがありました。自分が誰なのか全く覚えていません。後に「ベンジャミン・カイル」と自ら命名したこの人は、制度の隙間に落ちて10年以上も漂うはめになりました。働くことも、生活保護の受給も、自分を知ることさえできませんでした。しかし、有志の人たちの支援で遺伝子などを調べ、こう言いました。「私はただの根無し草じゃない」

緑のペストリーと神の臨在

孫が泊まった夜のことです。彼の聖書の詩編23編にしおりが挟まれていたので、読もうと言うと、前に読んだ箇所だと言います。新しい発見があるかもしれないよ、と言うと、彼は読み出しました。「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを緑のペストリーに休ませ……」私はすぐに、パイやタルトのお菓子じゃないよ、「パスチャー」、牧場だよ、と説明しました。実は日中、おやつのペストリーを買ったのです。ベーカリーは楽しい休息の場所、というのが、彼の解釈のようでした。

神のもとに駆け寄ろう

エイドリアン・シマンカスは、チリのマゼラン海峡で父親とカヤックをしていましたが、あっと思った瞬間、ザトウクジラに飲み込まれてしまいました。「死ぬのだと思いました」と、24歳の青年は語ります。しかし、数秒後、クジラは彼を冷たい海に吐き出しました。彼は救命胴衣を着けていたので、水面に浮かび、父親に助けられました。

神の愛で解放される

首にかけたアホウドリ、という言葉を聞いたことがありますか。その由来は、サミュエル・コールリッジの有名な詩『老水夫の歌』にあり、まとわりつく罪悪感を意味します。詩の中で、ある水夫が無害で人懐っこいアホウドリを撃ち殺します。仲間の水夫たちは、彼の悪行で航海は呪われると考え、彼を罰しました。鳥の死骸を首にかけさせたのです。