
愛を学ぶ
黒人の女子生徒、ドロシー・カウンツが、全員白人の高校に入学した日、ウッディ・クーパーは騒動の中で突っ立っていました。男子生徒が人種差別的な言葉を叫んで彼女にゴミを投げつけても、彼女に唾を吐けと女子生徒をけしかける人がいても止めませんでした。そして自問しました。「なぜ、黙っていたんだ。彼女はただ学校に来ているだけじゃないか」。ウッディはすべきことをしなかったという良心の呵責(かしゃく)に何十年も苦しみました。特に、あの状況を写した報道写真に自分の姿を見てからは……。そして、49年後、ついにドロシーに直接謝罪しました。
忘れるために記憶する
リチャード・マウは、南アフリカのアパルトヘイト下で辛酸をなめた黒人神学者について書いています。「彼はある子どもの話をした。教師が彼女に『記憶』の定義を尋ねた。その子はしばらく考えてから、『記憶とは、私が忘れるのを助けてくれるもの』と答えた」。こんな幼い子が、何ということでしょう。忘れたい過去がありすぎて、良いことだけを記憶したかったのです。

イエスが指導者
ケニアで2023年、「シャカホラの大虐殺」と呼ばれる集団餓死事件が発覚しました。餓死すればイエスに会えるという指導者の教えを信じた何百人もが命を落としたのです。この指導者は、信者の後に自分も同じ方法で世を去ると約束していました。しかし、彼は、逮捕後、そんなことは教えていないと述べています。

惜しみない愛
トッドは、新卒で就職したばかりの弟アレックスを自分の家に下宿させました。初めの半年は、家賃を取らずに。まず経済的な基盤を作れるように配慮したのです。それから数年が経ち、アレックスは家を買うことにしました。売買契約が成立すると、トッドは、「今までの家賃は銀行に預金してある。それを譲渡する」と告げました。決して小さくない額です。アレックスは、惜しみない兄の贈り物に涙しました。

回復される
友人がパソコンの設定を手伝ってくれましたが、誤って写真やビデオが全て削除されてしまいました。家族や友人との大切な思い出が一瞬にして消え、今までの休暇や旅行、特別な日の記録をもう振り返れないとパニックになりかけました。私は動揺して取り乱す寸前でしたが、友人は、たぶんファイルは復元できると言いました。不安な数時間の後、ありがたいことに、大切なデータは復元され、私は大喜びしました。