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あなたは、誰ですか?

特別扱いが無かったといって、腹を立てた人の話をときどき聞きます。「私を誰だと思っているのか!」と…。しかし、「自分がいかに立派なのかを話さなければならないなら、恐らくあなたは、自分が考えているほど立派ではない」ともよく言われます。

死からよみがえる

法律の上で死んでいる人が、生きていると正式に認められるでしょうか。このことが世界中で話題になったのは、25年間も行方不明だったオハイオ州の男性が出現し、元気だと分かったときです。失踪したとき、この人は失業中で、麻薬中毒に苦しみ、子どもの養育費も長らく払っていませんでした。それで、世間から隠れて生きることにしたのです。しかし、世に復帰しようとしたとき、彼は死んだ状態からの回復がいかに難しいかを知りました。裁判所で死亡を撤回してもらおうとしましたが、死亡届の撤回猶予期間である3年を過ぎているという理由で却下されました。

名前で 呼ばれる

学校の新年度が始まったとき、私の町に、全校生徒600人の名前を覚えると約束した校長先生がいました。そんなことが本当にできるのかと疑問に思うなら、彼女の実績を見てください。前年は700人の生徒の名前を覚えました。その前の年は別の学校にいましたが、400人の子どもたちの名前を覚えました。校長先生に名前を覚えてもらい、名前で挨拶してもらえるなら、生徒たちはどんなに嬉しいでしょう。

何を期待するか

著書 「偉大なる奇跡」の中で、C.S.ルイスは次のように述べています。「ある建物の中に、どれだけかの人がいるとします。半分の人たちは、そこをホテルだと思っており、もう半分の人たちは刑務所だと思っています。そこをホテルだと思っている人は、我慢できないひどい所だと言い、刑務所だと思っている人は、思いのほか快適な場所だと言います。」

人生の暗闇で

チャールズ・ホイットルシーは、第一次世界大戦で「ロスト・バタリオン」と呼ばれた部隊の隊長で、英雄の中の英雄でした。彼の部隊は敵軍に囲まれながら勇敢に戦い、その功績により勲章を授与されました。無名兵士の墓地が造られたときには、最初に埋葬される兵士の棺を担ぐ大役を任されました。ところがその2週間後、大型客船から飛び降りて、入水自殺を図ったと言われています。

神の視点

ジェイソンは春休みを利用して、友だちとニューヨークに旅行しました。ある日の午後、エンパイア・ステート・ビルを見学しようとタクシーを拾い、ごった返した道を走り抜けるタクシーにひやひやしました。ところが、高層ビルの展望台に到着し、そこから下界を眺めて驚きました。街は整然と整備されていたのです。どこから見るかによって、同じ場所の風景はまったく違って見えました。

白旗を振る

最近、南米のある教会の礼拝の様子を映像で見ました。牧師は教会員たちに、自分の人生のすべてをイエスに明け渡しなさいと熱く語っていました。そのとき、教会ではまったく見たことのないことが起こりました。ひとりの教会員がポケットから白いハンカチを取り出し、手を上げてそれを振り始めました。すると別の人たちも次々とハンカチを振って、涙を流しながらキリストに「白旗を揚げる」(完全に降伏する)ことを表明しました。

ジョルディンの旅

ジョルディンは生まれつき目が見えません。しかし、それは彼女が人生を満喫する妨げにはなりません。ドキュメンタリー番組「私の見え方が見えますか?」は、彼女の物語です。ジョルディンは学校の成績も優秀で、多少の助けは借りるものの、夏にはサイクリング、冬にはスキーも楽しみます。

大暴落

世界大恐慌から何年も経っていましたが、米国の株式市場は投資家の信頼を回復できずに苦闘していました。そんな1952年のことです。ハリー・マーコビッツは、異なった業種や銘柄の株式に分散投資するように投資家たちに提案しました。彼はポートフォリオ選択論を打ち出して、株式市場の不安定な時期に投資家を助けました。マーコビッツは、この理論の功績において、他の2名とともに1990年にノーベル経済学賞を受賞しました。