1年で聖書を!
◆ 詩篇33-34
◆ 使徒24
聖書のみことば Ⅰコリント10:1-12

 
立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。―Ⅰコリント10:12


ホームセンターに行ったとき、真っ赤なTシャツを着た人を見かけました。「自信とは、状況を把握するまでのフィーリング」という哀愁漂う文言が書かれています。
このユーモアに笑ってしまいましたが、そこには健全な警告もあると思いました。誰もが気をつけなければならないメッセージ、つまり、自分の能力や資格、また立場に基づく自信によって、物事を成し遂げようとしてはならないという忠告です。もし、私たちが人生で成すべきことを神の力にしっかり頼もうとせず、自分の力で成し遂げられると思うなら、その誤った自信はきっと失敗を招くでしょう。そして、自らの失敗の重みで、つぶれてしまうかもしれません。

パウロはこれについて、コリント人に手紙を書きました。古代イスラエル人は神の民でした。にもかかわらず、この人たちは自分たちを信じ、何でも自分でできると思う傾向にあったので、この恩恵を罪を犯す許可証と勘違いしてしまい、傲慢とも言える自信によって自分たちを破滅させていきました。

パウロはこの様子を描写して、彼らの自信は私たちに対する警告だ、と教えています。パウロの結論は「ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい」(Ⅰコリ10:12)です。詩篇118篇8節は「主に身を避けることは、人に信頼するよりもよい」と語り、最善の道を示しています。この「人」には自分自身も含まれます。さて、あなたの自信はどこにありますか。 (Bill Crowder)

キリストを信頼することが、正しい自信だ。