1年で聖書を!
◆ 詩篇54-56
◆ ローマ3
聖書のみことば ヨハネ20:19-29

トマスは答えてイエスに言った。「私の主。私の神。」―ヨハネ20:28


イエスは復活された後、弟子たちの前に現れて、ご自身の手と足をお見せになりました。弟子たちは初め、うれしさのあまり真実とは信じられなかったと聖書は語っています(ルカ24:41)。トマスはほかの弟子たちと一緒にいませんでしたが、彼もまた、自分の目で確かめるまでは信じることができませんでした。しかし、イエスが現れ、釘で打ち付けられた穴に指を入れ、わき腹に手を差し入れなさいと言われたとき、トマスは「私の主。私の神」と叫びました(ヨハ20:28)。
 

後の時代になって、使徒パウロはピリピの教会の人たちに自分の苦しい体験を書き送っていますが、その中でもイエスが「主」であると宣言しました。彼は、「キリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに」(ピリ3:8)、その他のどんな経験も損だと思うようになったと証言しています。 私たちは、イエスが嵐を鎮めたり、死者を生き返らせたりしたところを見てはいません。ガリラヤの丘でイエスの足元に座り、その教えを聞いたこともありません。しかし、このお方が身代わりになって死んでくださったことによって、自分は霊的に癒されたということを、信仰の目を通して見ています。私たちはこのようにして、トマスやパウロ、その他のたくさんのクリスチャンたちといっしょに、イエスが主であると宣言するのです。 イエスは、「見ずに信じる者は幸いです」と言われました(ヨハ20:29)。このお方を信じるなら、私たちはイエスを「わたしの神、私の主」と呼ぶことができます。 (Dave Egner)

肉眼で見ることはできないが、心で信じることができる。イエスこそ主だ。