1年で聖書を!
◆ 詩篇70-71
◆ ローマ8:22-39
聖書のみことば Ⅰペテロ4:7-14

 
つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。―Ⅰペテロ4:9


取材旅行で1月にドイツに行くことになっていたのですが、そのときの宿舎が修道院だと聞いて狼狽しました。冷たいコンクリート張りの床に硬いベッドを置いた、暖房のない粗末な部屋を想像したからです。ところが行ってみると、暖かくて居心地のよい部屋でした。旅仲間によると「修道士たちは、客人をキリストをお迎えするようにもてなすことを旨としている」というのです。修道士自身はこんな快適な生活をしていませんが、それでも彼らは満足です。
 

17世紀のイギリスの詩人、ロバート・ヘリックは次のように語ります。
「キリストは今もなお、求めておられる。
糧を与え、宿泊するところを。
最善の部屋を。
キリストに選んでいただこう。
最高の部屋をささげよう。
家のすべてを。何よりも心を。」

キリストを心に迎え入れることは、自分の生活を開かれたものにすることより簡単なように見えます。自分の家庭であれ、自分の時間であれ、私たちはその中に入ってくる人を客人ではなく侵入者のように扱ってしまいがちです。

使徒パウロは「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです」と語り、「つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい」と勧めています(Ⅰペテ4:8-9)。

私たちは自分自身の心という最高の部屋を差し出し、キリストをたたえます。また、自分から進んで人をもてなすことによっても主をたたえます。 (David McCasland)

愛を知るために、イエスに心を開こう。愛を示すために、多くの人に心を開こう。