1年で聖書を!
◆ 詩篇87-88
◆ ローマ13
聖書のみことば ローマ13:1-10

 
だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです。―ローマ13:8


制限速度を守って運転して「すばらしい自由」を得ると、妻はずいぶん昔に決心しました。「もうレーダー探知器はいらないわ。パトカーを見るたびに減速しなくてもいいし、スピード違反の罰金を払う心配はないもの」と言うのです。というわけで、移動距離が長くてなかなか目的地に着かないと思うときでさえ、妻は自動速度設定機を制限速度に合わせて、ゆったり運転します。そして、「これはね、法律なのよ」と駄目押しをするのです。

ローマ人への手紙13章1節から10節は、神の律法、および、人の作った法律に従う責任について語ります。私たちがこのような権威に従うなら、罰を恐れることはありません。また、正しい行いをしているなら、良心に恥じることがありません(3、5節)。
 

パウロは、世の権威に対する義務を果たしなさいと、ローマのクリスチャンたちに勧めました。納税であれ、尊敬や誉れを形にすることであれ、すべきことをしなさいと語ります(7節)。パウロの教えは、人の定めた規定を超えるものでした。「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです」(8節)と言っているからです。

人が定めた法律に従うのは、私たちの義務です。しかし、人を愛することで、神の律法を全うするのは、私たちクリスチャンにのみ与えられた特権です。神の律法は「完全な律法」です。すなわち、「自由の律法」です(ヤコ1:25)。 (David McCasland)

人の定めた法律を従順によって守り、神の律法は愛によって全うしよう。