1年で聖書を!
◆ 詩篇110-112
◆ Ⅰコリント5
聖書のみことば Ⅱペテロ1:3-16

 
私たちは、……うまく考え出した作り話に従ったのではありません。この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです。―Ⅱペテロ1:16


ナルニア国物語はC.S.ルイスが書いた児童向け小説で、キリスト教の真理を象徴的に描いています。「カスピアン王子のつのぶえ」には、魔法の国ナルニア国の王座を暴力によって手に入れた独裁者が登場します。この男の甥のカスピアン王子は、ナルニア国の偉大な王が、悪の力に勝って死からよみがえられたという話を聞きましたが、叔父の王は、それはおとぎ話だといいます。しかし、その昔話が事実であることが後に判明します。

著者ルイスの意図は、懐疑論者がキリストの話を古代の神話だと簡単に片付けてしまう、と説くことでした。しかし、今日の聖書研究者たちがそうであるように、ルイスはイエスの超自然的な人生が真実であると、歴史的事実を根拠として確信していました。大英博物館の元館長フレデリック・ケニヨンは、聖書の信頼性について同様の確信を持っていました。彼は「新約聖書の信憑(しんぴょう)性および真実度は…ゆるがないものだといって良いでしょう」と記しました。

使徒たちも確信を持って「私たちは、あなたがたに、私たちの主イエス・キリストの力と来臨とを知らせましたが、それは、うまく考え出した作り話に従ったのではありません。この私たちは、キリストの威光の目撃者なのです」(Ⅱペテ1:16)と語っています。

私たちは王の王について書かれた聖書の記録が、歴史的に正しいものだと確信することができます。 (Dennis Fisher)

変わりゆく世界で信頼できるものは、変わらない神のみことばだけだ。