1年で聖書を!
◆ 詩篇137-139
◆ Ⅰコリント13

 
静まって、わたしこそ神であることを知れ。(口語訳) ―詩篇46:10


世界中から静寂が奪われ、どんどんうるさくなっています。一方で、科学の力で完全な静寂を作ることができるかもしれないというニュースもあります。科学者たちは、音波を通さない物質を作る可能性を秘めた「アコースティック・クローク」の設計図を発表しました。科学雑誌「ニュー・ジャーナル・オブ・フィジックス」に概要が説明されているこの技術は、防音設計の家や、ハイ・レベルのコンサートホール、ステルス戦艦などに応用できるかもしれないと言われています。

デボーションをする静かな場所がなかなかないなら、「アコースティック・クローク」が欲しいと思うでしょう。しかし、外から来る音を遮断できても、心配という雑音が心の中に響くことは止められません。みことばは「静まって、わたしこそ神であることを知れ」(口語訳 詩46:10)と私たちに語ります。しかし、実際、どうすればできるのでしょう。

 
神は私たちのジレンマをご存知で、私たちが心を静めることができるようにと、神の「アコースティック・クローク」をくださいました。それは、私たちの心配を神の平安と交換することです。聖書は次のように語ります。「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(ピリ4:6-7)。

私たちの心配ごとを神の御手に委ねるとき、神だけが与えることのできる静寂を手にすることができます。 (Dennis Fisher)

神は、御前に静まる者たちに平安をくださる。