1年で聖書を!
◆ イザヤ書39-40
◆ コロサイ4
聖書のみことば 詩篇19:1-6

 
天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。 ―詩篇19:1


秋になると、木の葉が輝く赤や黄色、橙色や栗色に色を変えるのはなぜでしょう。その理由はこうです。葉の緑の色素である葉緑素が、太陽から赤と青の光を吸収するため、木の葉は夏には緑色です。木の葉から反射される光が、人の目には緑色に映るからです。

しかし、葉緑素は不安定な物質で、明るい日光によってすぐに分解されます。ですから、葉は葉緑素を合成し、再生しつづけなければなりません。ところが、秋になって日照時間が短くなり、夜が冷え込むと、この再生過程が障害をきたします。葉緑素が壊れると、葉の緑は色あせます。葉緑素が減少すると、ある種の木の葉は緑から明るい黄色に変わります。別の木は、葉の中にある糖の作用で赤い色素が作られます。そのため、葉緑素が減少すると、その葉は鮮やかな赤や紫、また栗色に変わるのです。
 

しかし、そもそもなぜ色彩は存在するのでしょう。科学的な見地から、色が必要とされる実際的な目的はないように思われます。なぜ、人の目の光受容体は、色を映すのでしょう。

私は、神が良いお方であるということが、創造の核心だと思います。神は「すべてのものにいつくしみ深く、そのあわれみは、造られたすべてのものの上にあります」(詩145:9)。私たちは色づく世界を見て、子どものように喜びます。神はそのために世界に色をつけられました。ご存知のように、神とはそのようなお方です。(David Roper)

神の栄光はその被造物を通して輝く。