1年で聖書を!
◆ イザヤ書62-64
◆ Ⅰテモテ1
聖書のみことば 箴言18:9-12

 
主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である。
―箴言18:10


家を建てるとき、強盗が押し入った際に逃げ込む「セーフルーム」という特別な部屋を作る人たちがいます。

ソロモンは箴言18章10節で、イスラエルの民に語りました。神こそが「セーフルーム」であり、絶対に安全だと言ったのです。しかし、財産に逃げる人もいます。箴言18章10節と11節は、神の御名と財産を対比させています。
 

神の御名、つまり神の性質とは「堅固なやぐら」(10節)です。敵に攻め込まれた町の人々が頑強に防備されたやぐらに避難するように、正しい人は主のもとに駆け込むことができます。そこは絶対に安全だからです。
 
一方、金持ちは、財産があればまず安全だと勘違いしています。ソロモンが伝えようとしたことは、お金は安心感をくれるかもしれないが、それはまやかしの安全だということです。まやかしの安全は、人を怠惰や高慢、破滅へと向かわせることがあります。しかし、本当に安全な人とは、自分の安全は神の聖さや不変性にあると謙遜に認める人です。

財産は自分の「セーフルーム」ではないという人もいるでしょう。しかし、逆境のときの頼み綱は、やはり人であったり、物であったりという傾向にあるのではないでしょうか。私たちは皆、日々主に頼って生きることを学ばなければなりません。そして、安全の極みは神の御名、つまり、神のご性質という「セーフルーム」であることを、味わい知らなければなりません。 (Marvin Williams)

主の御名こそ、私たちの「セーフルーム」だ。