うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい。
―ヨハネ7：24

以前「デイリーブレッド」に「愛は敗者のもの（Love Is for Losers）」と書かれたTシャツを着ていた女の人のことを書きました。私は、このメッセージは何と悲しいことだろうと言って、それが語るような痛みについて触れました。

ところが驚いたことに、全く異なる見解の手紙が送られてきました。この人によると、彼女の娘やその友だちは、みんなあのＴシャツを着ているといいます。この子たちはみんな、テニスをします。テニスでは「ラブ（愛）」は、無得点を意味します。試合のスコアが「ラブ」ならば、それは負けです。つまりテニスでは、ラブは真に敗者のものです。私は、この母親の手紙から、このＴシャツのスローガンについて新しい見方を知りました。
　
この出来事から、早とちりをするのは簡単なことだと思い知らされました。不正確または不完全な情報から早合点し、間違った結論に達することがあります。そして人物や状況に関して、お粗末な評価を下してしまいます。それによって、相手を大いに傷つけてしまうこともあります。
　
イエスはご自分について誤った評価をした人たちに、「うわべによって人をさばかないで、正しいさばきをしなさい」（ヨハ7：24）と警告されました。正しい情報（真理）と正しい態度（キリストのあわれみ）によって、物事を評価しているでしょうか。私たちは、よく気をつける必要があります。「正しい評価は勝者のもの」をモットーとするように試みましょう。 （Bill Crowder）
　

性急な評価は、結びつきを弱める。