1年で聖書を!
◆ ホセア書9-11
◆ 黙示録3
聖書のみことば Ⅰコリント12:14-26

 
からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。―Ⅰコリント12:25


私たち夫婦の乗った飛行機は、砂利を引いた滑走路に着陸しました。機内から出ると、そこはケニヤのマサイマラです。私たちはマサイ族の世界に降り立ちました。サミーと名乗るマサイ族の男性が私たちを迎えに来ていました。彼は私たちの荷物をジープに積み込むと、この二日間を過ごすキャンプ場に向かいました。

サミーは、マサイマラからセレンゲティに移動中のシマウマとヌーの群れを眺められるように、途中でジープを停めてくれました。サミーによると、シマウマとヌーの大きな群れは一緒に大移動するのだそうです。その理由は、シマウマは目は良いけれど嗅覚が弱く、ヌーは反対に嗅覚は強いけれども目が悪いからです。一緒に行動することで、それぞれが肉食獣から身を守ることができるのです。これは、私たちがここで教えられた最初のことでした。ケニヤにはこのような教訓が数多くあります。
 

動物は、それぞれに固有の強さと弱さをもって神に造られました。人間も同じです。神は人を、ご自分にだけ頼るのではなく、お互いに助け合う存在として創造されました。使徒パウロは、コリントの教会に宛てた手紙でこのことを詳しく説いています。私たちはそれぞれ、キリストのからだの一部として異なる能力と賜物を持っています(Ⅰコリ12:12-31)。

教会が健全だといえるのは、みんなが共に働き、互いに助け合い、人のために自分の力を用いるときだけです。

(Julie Ackerman Link)

一緒なら、ひとりで行くよりずっと遠くまで行ける。