1年で聖書を!
◆ ホセア書5-8
◆ 黙示録2
聖書のみことば ヨハネ19:1-5

 
自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。―マタイ5:44


バイブル・カレッジに入ったころから、大胆にイエスのことを語り始めました。この新しい習慣のせいで、人間関係に摩擦が起こったのは言うまでもありません。それがはっきりしたのは、高校時代の友だち同士で集まったときです。個人伝道をした若い女性は、「この人、私がどこで永遠を過ごすのかを心配してくれているんですって!」と笑いました。私の信仰を知っていた友人のエドは、冗談めかして「古い荒削りの十字架に万歳三唱!」と言いました。私は彼に卑しめられ、拒絶されたような気がしました。

けれどもその晩、私は言いようのない愛に包まれました。「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタ5:44)という主の教えが思い出され、キリストの十字架をあざけったエドのために祈りました。私は「エドを救ってください」と、涙ながらに主に願いました。
 

それから約一年後、エドから「話したいことがある」と書かれた手紙を受け取りました。そして再会すると、自分の罪深さを悔いて、泣きながらイエス・キリストを自らの人生の救い主として受け入れたと話してくれました。驚いたことに、エドはその後宣教師となって、ブラジルに赴いたそうです。私はこの経験から、福音に反対されたなら祈ることが一番だと学びました。あなたの信仰の批評や批判をする人が身近にいますか。その人は今日、あなたの祈りを必要としています。

(Dennis Fisher)

私たちのメッセージをあざけることのできる人でも、私たちの祈りに対しては無力だ。