1年で聖書を!
◆ 民数記7-8
◆ マルコ4:21-41
聖書のみことば ヨブ記12:7-13

 
すべての生き物のいのち……は、その御手のうちにある。―ヨブ記12:10


神が被造物に驚くべき特徴を授けられたことを、改めて考えてみたことがありますか。ヨブは考えました。彼の記述でもっとも面白いのは、ダチョウです。ダチョウは、分別に欠けるように見えるし、子の育て方も一風変わっています。けれども、種は絶えることなく生きながらえています(ヨブ39:13-16)。鳥なのに飛べません。しかし、走る速さは、馬をしのぐほどです(18節)。

もうひとつの注目すべき生き物は、アフリカに生息するホソクビゴミムシです。この虫は、敵に遭遇すると、背中のふたつの貯蔵タンクから過酸化水素とヒドロキノンという液体を噴射します。これらの液体はありふれたもので、各々は無害ですが、ふたつが混合されると敵の目をつぶす毒薬に変身します。この昆虫は、身体の内部にある特別なノズルで二種類の液体を混ぜ、驚くべきスピードで放射します。しかも、彼の大砲は、どの方向へも回転させることができるのです。
 

どうしてこうなのでしょう。ダチョウは分別に欠け、子どもの世話もまともにできないのに、子孫が絶えることはありません。一方で、ホソクビゴミムシは、この地上に存在しつづけるために、化学反応を用いたややこしい護身術を身につけています。その理由は、神の創造の業には、ここまでという限界がないからです。「主は命じられ、すべてのものは創造された」と詩篇の作者は語ります(詩148:5 新共同訳)。「主の御名を賛美せよ」(13節 同)。ダチョウから昆虫に至るまで、神の創造のみわざは、すべての者の目に明らかです。

(Dave Egner)

被造物のデザインは、創造主なるデザイナーを表す。