1年で聖書を!
◆ Ⅱサムエル記6-8
◆ ルカ15:1-10
聖書のみことば エペソ2:11-22;4:1-3

 
キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、―エペソ2:14


ベルリンの壁が崩壊して21年になります。1989年11月9日、東ドイツの人々は国営テレビの報道によって、西ドイツへ自由に行けるようになったと知りました。翌日、東ドイツのブルドーザーは、東西ドイツを28年間にわたって分断していた壁を撤去し始めました。

イエス・キリストは、ユダヤ人と異邦人との間の「隔ての壁を打ちこわし」ました(エペ2:14)。けれどもそれ以前に、神と人との間には、人を神から引き離す非常に頑強な壁があったのです。イエスの死と復活は、その壁を打ちこわしました。イエスの死と復活は、両者をひとつにして、神と人とを和解させるためのものでした(16節)。
 
キリストを信じる人たちはみな「神の家族」です(19節)。私たちの心の中、そして、私たちの輪の中には、神の聖霊が住んでおられ(22節)、私たちはひとつになって「主にある聖なる宮」(21節)に成長していきます。

しかし、残念なことにクリスチャンは、互いの間に新たな壁を建ててしまうことがあります。ですから、使徒パウロは次のように強く勧めているのです。「その召しにふさわしく歩みなさい…、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい」(4:1-3)。互いの間に壁を作るより、むしろ、互いを引き離すものを撤去する作業に取り組みましょう。私たちは本当にひとつの家族なのだと、世の人たちに見てもらいましょう。

(C. P. Hia)

クリスチャンの一致は、キリストとの和合から来る。