1年で聖書を!
◆ 詩篇57-59
◆ ローマ4
◆ 詩篇57-59
◆ ローマ4
聖書のみことば ルカ6:27-36
ナザレのイエス……神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。―使徒10:38
今日、良いことをしても、明日には忘れられてしまう。でもとにかく良いことをしなさい、と言った人がいます。良い言葉だし、大切な戒めだと思います。イエスは「巡り歩いて良いわざをなし」たと、ルカが使徒の働きの中で記述しています(使10:38)。
では、聖書のいう「良いわざ」とは何でしょう。教える、癒す、食べ物を与える、慰めるなどが、イエスのした「良いわざ」でした。イエスはクリスチャンのお手本ですから、私たちも自分以外の人を助けるために召されたと言えます。「自分以外の人」には、私たちを憎む人たちも含まれています。聖書に、「自分の敵を愛し、あなたをのろう者を祝福し、あなたを憎む者に善を行いなさい」と書かれているからです(マタ5:44、ルカ6:27-35参照)。ですからクリスチャンは、報いを期待せずに、自分の敵に仕えなければなりません。
さらに、クリスチャンは機会をとらえて、信仰を同じくする人たちに「良いわざ」を行わなくてはなりません(ガラ6:10)。迫害や多忙、または自分本位のせいで、「良いわざ」をし忘れることがあってはなりません。また、自分の持っているものを他人と分かち合わなくてはなりません(ヘブ13:16)。
主イエスと初代教会の信徒たちの模範に倣って、私たちは日々、次のように自問しなければなりません。「今日は主の御名によって、どんな『良いわざ』ができるだろう?」
善を行うことは、神の喜ばれるいけにえです(ヘブ13:16)。また、人々を神にひきつけます(マタ5:16)。
イエスに倣い、絶えず良いわざに励もう。