1年で聖書を!
◆ 詩篇132-134
◆ Ⅰコリント11:17-34
聖書のみことば 箴言2:1-9
 
自分を知恵のある者と思うな。―箴言3:7

礼拝が始まる直前に、後ろの席にいた少年と母親の会話が聞こえてきました。7月と8月のふた月は箴言を毎日1章ずつ読みましょうと週報に書かれていたのですが、少年は「8月は30日しかないのに31章はどうするの」と尋ねていたのです。母親は「8月は31日まであったはずですよ」と答えると、少年は「いいや。30日しかない」と言いました。

礼拝の中でみんなが互いに挨拶するとき、私は振り返って少年に「おはよう」と言い、「8月は31日あるよ」と告げると、彼は「違うよ。2ヶ月連続で31日ということはないんだから」と言い張りました。音楽が始まったので、私はにっこりして、それで終わりました。
 

このちょっとした出来事から、教えられやすい素直な態度が必要だなあと思わされました。箴言3章では「自分を知恵のある者と思うな。主を恐れて…」(箴3:7)と、謙虚であるべきことを、父が子に教えています。また2章では「あなたの耳を知恵に傾け…隠された宝のように、これを探り出す」(2:2、4)と語っています。

8月に30日しかないか、31日あるかを知っているか否かは大したことではありませんが、教えていだだこうという姿勢を持っているか否かは大切な問題です。教えられやすい心は、神や人から知恵をもらいやすいように、私たちを助けてくれます。来月に毎日、箴言を1章ずつ読むことは、そうなるための始めの一歩になるかもしれません。

(Anne Cetas)

真の知識は神に始まり神に終わる。