1年で聖書を!
◆ イザヤ書34-36
◆ コロサイ2
聖書のみことば 詩篇103:1-14
 
わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。―詩篇103:2

古い友人が90歳の誕生日を迎えようとしていた頃、「バックミラーで通り過ぎて来た道を見るように、人生を少し振り返るときが来たようだ。そして、うるわしい思い出に浸って、何時間も恵みを感謝するときだ。私たちは、神がずっと導いてきてくださったということを忘れがちだけれど、『主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな』(詩篇103:2)だねえ」と言っていました。

私は彼と50年以上つきあい、尊敬してきました。彼は、負の記憶を振り返るのではなく、神に感謝し、神を賛美していました。彼はまず、この世で受けた恵み、つまり、健康、愛する妻や子どもたち、仕事の成功や喜び、互いを高め合う友人関係、そして、神に仕えるチャンスが与えられたことなどを感謝しました。これらはすべて神からの賜り物であり、自分に受ける資格があった訳ではないけれど、感謝して、すべてをいただいたと語りました。
 

次に、霊的な恵みについて語りました。つまり、クリスチャンホームに生まれ、10代でキリストを受け入れ、罪が赦されたこと。そして、教会や学校で養われたこと。また、互いに祈り、助け、励まし合う、主にある兄弟にも恵まれたことを感謝しました。

私たちも彼のように、ときどき振り返って、思い出の喜びに浸るべきです。聖書は語ります。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ」(1節)。

(David McCasland)

心から感謝しよう。主は惜しみなく与えてくださるから。