1年で聖書を!
◆ イザヤ書53-55
◆ Ⅱテサロニケ1
聖書のみことば エペソ5:1-10
 
主は情け深く、あわれみ深く、―詩篇145:8

自宅で仕事をしている友人は、ある晩、書類を仕上げようとしていました。当時4歳の娘は、彼の机の周りでちょろちょろと遊び、あっちの物をこっちに動かしたり、引き出しを開けたり閉めたりして、仕事のじゃまばかりしていました。

彼は忍耐の限りを尽くして耐えていましたが、娘が引き出しに指を挟んで悲鳴をあげると我慢できなくなりました。「いいかげんにしなさい!」ときつく言うなり、娘を部屋の外に放り出して、ドアを閉めてしまいました。
 

娘は寝室でしくしく泣いていました。母親が「指が、まだ痛いの?」とやさしく尋ねると、娘は鼻をすすりながら、「ううん」と答えました。「じゃあ、どうして泣いているの?」と訊くと、娘は泣きながら答えました。「だってパパは、私が指を挟んだとき、『大丈夫!?』って言ってくれなかったんだよ。」

私たちが一番求めているのは、そういうことではありませんか。自分のことを気にかけ、「大丈夫?」と優しく接してくれる人を求めています。イエスというお方は、そういうお方です。そのイエスが、私たちとともにおられます。

イエスは私たちを愛し、悲しみを理解し、私たちのためにご自身をささげられました(エペ5:2)。さあ、イエスに倣いましょう。私たちは、愛ある歩みをすべきです。

(David Roper)

試練が大音響をたてていても、ささやくような神の慰めが、心に静けさをもたらす。