1年で聖書を!
◆ エレミヤ書3-5
◆ Ⅰテモテ4
聖書のみことば エレミヤ書20:7-13
 
主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに疲れて耐えられません。
―エレミヤ書20:9

エレミヤは、「嘆きの預言者」とも呼ばれています。もともと繊細で沈みがちな性質だったのかもしれませんが、神に逆らい続けるイスラエルの民にさばきが下ることを知って、嘆き悲しみました。エレミヤの嘆きは、驚くほど激しいものでした。彼は述べています。「ああ、私の頭が水であったなら、私の目が涙の泉であったなら、私は昼も夜も…泣こうものを」(エレ9:1)。

祖国を憂える苦しみだけでは十分ではない、と言わんばかりに、エレミヤはひどい迫害に遭います。神のさばきを預言したために、泥の穴に投げ込まれたのです(エレ38:6)。エレミヤの働きに対する抵抗は、この偉大な預言者を絶望的な苦境に陥れました。
 
神に仕えようとしたとき、思いがけなく辛い状況に陥ったり、痛みを味わったりすることがあるかもしれません。しかし、預言者エレミヤは語りました。「主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに、疲れて耐えられません」(エレ20:9)。私たちも彼の忍耐を見て、心を奮い立たせるべきです。エレミヤには強い召命感があったので、苦境の中でもくじけることはありませんでした。

主のために行動したのに、がっかりさせられたという経験がありますか。もしあるなら、聖霊によって新たにされ、挫折を乗り越えて神に仕えていけるように祈りましょう。

(Dennis Fisher)

キリストに仕えるのならば、取るに足らない奉仕などない。