1年で聖書を!
◆ エレミヤ書20-21
◆ Ⅱテモテ4
聖書のみことば ヨハネ8:37-47
 
彼〔悪魔〕が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。―ヨハネ8:44

サタンの惑わしは、アダムとエバを神に背かせたときまでさかのぼります。サタンの戦略は、神についての嘘をアダムとエバに信じさせることでした。神が良いお方であること、神の御旨はふたりの幸せであること、神のみことばは真実であることを疑わせたのです(創3:1-6)。ふたりは、まんまと引っかかってしまいました。

サタンは今でも、この古い手を使います。イエスは、「偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり…」と語られます(ヨハ8:44)。ですから、人生に大変なことが起こったとき、偽りの父であるサタンのささやきに耳を傾けてしまって、神が良いお方であることに疑問を感じるようになったとしても不思議はありません。神の命令に従うよう言われても、そもそも神のみことば自体が真実なのかどうかを疑います。イエスが「自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい」(マタ6:19)と言われても、この世で多くを貯めることこそ良い人生だとサタンが言うので、私たちは、神の教えが私たちの益のためであることを疑ってしまいます。
 
私たちの問題は、アダムやエバのようにサタンの嘘を信じてしまい、中途半端にしか神に従わないことです。そして、自分はサタンの嘘に耳を傾け、愛する主を信頼しきれなかったと気づくと、自責や孤独を感じるのです。サタンは、そんなあなたを尻目に、次の仕事に出かけていきます。さて、あなたはこのごろ、誰の言葉に耳を傾けていますか。

(Joe Stowell)

サタンは、神のみことばの力の前には無力である。