1年で聖書を!
◆ エレミヤ書18-19
◆ Ⅱテモテ3
聖書のみことば マタイ22:34-39、28:16-20
 
だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、優しく、慎み恐れて、―Ⅰペテロ3:15-16

私は料理が得意ではありませんが、それでも時々、市販のケーキミックスを使ってお菓子を作ることがあります。ケーキミックスに卵とサラダ油、水を混ぜ合わせるのですが、美味しく仕上げるコツは、材料のバランスです。つまり、正しい素材を正しい分量で加えなければダメです。これは、伝道についても同じです。つまり、大切な第一の戒め(マタ22:36-38)と大宣教命令(28:19-20)のバランスが肝心です。

イエスは「行ってあらゆる国の人々を弟子としなさい」と言われましたが、伝道しているのなら、相手に失礼な態度や失礼な発言をしても良いと言われたのではありません。イエスは、「たいせつな第一の戒め」は、「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」だとおっしゃいましたが、その後に、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(マタ22:37-39)もそれと同じほど大切な戒めだと言われました。新約聖書には、相手を思いやり、相手を尊重する生き方の大切さが、くり返し述べられています。「愛の章」といわれるコリント人への手紙第一13章や、「ただし、優しく、慎み恐れて、また、正しい良心をもって弁明しなさい」(Ⅰペテ3:16)というペテロの教えは、その一例です。
 
私たちは、心を込めて熱心にキリストを宣べ伝えますが、そのとき、ふたつの「材料」をバランス良く混ぜ込まなければなりません。その「材料」とは、真の福音と、神に倣った愛です。バランスを整えれば、神の甘くて美味しいケーキは、上手に焼き上がるはずです。

(David McCasland)

生き方でイエスを証する人が、最も上手に証する人だ。