Month: 10月 2011

想定外

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書22-23
◆ テトス1
聖書のみことば ヨハネ1:6-13

見よ、世の罪を取り除く神の小羊。―ヨハネ1:29

ワシントン・ポスト紙の記者が、人々の識別力を試す実験を行いました。1月のある朝、首都圏の鉄道の駅で、有名なヴァイオリニストに正体を隠してストリートライブをしてもらいました。多くの人々が前を通り過ぎていきましたが、足を止めて演奏を聴いた人はほんのわずかで、彼のヴァイオリンケースに集まった投げ銭は、45分間の演奏でたった32ドルでした。2日前、この演奏家、ジョシュア・ベルは、同じ350万ドルのストラディバリウスでコンサートをしましたが、そのチケットは1枚1万円で完売していたのです。

偽りの父

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書20-21
◆ Ⅱテモテ4
聖書のみことば ヨハネ8:37-47
 
彼〔悪魔〕が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。―ヨハネ8:44

サタンの惑わしは、アダムとエバを神に背かせたときまでさかのぼります。サタンの戦略は、神についての嘘をアダムとエバに信じさせることでした。神が良いお方であること、神の御旨はふたりの幸せであること、神のみことばは真実であることを疑わせたのです(創3:1-6)。ふたりは、まんまと引っかかってしまいました。

正しい材料

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書18-19
◆ Ⅱテモテ3
聖書のみことば マタイ22:34-39、28:16-20
 
だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、優しく、慎み恐れて、―Ⅰペテロ3:15-16

私は料理が得意ではありませんが、それでも時々、市販のケーキミックスを使ってお菓子を作ることがあります。ケーキミックスに卵とサラダ油、水を混ぜ合わせるのですが、美味しく仕上げるコツは、材料のバランスです。つまり、正しい素材を正しい分量で加えなければダメです。これは、伝道についても同じです。つまり、大切な第一の戒め(マタ22:36-38)と大宣教命令(28:19-20)のバランスが肝心です。

なぜ私が?

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書15-17
◆ Ⅱテモテ2
聖書のみことば 詩篇131
 
隠されていることは、私たちの神、主のものである。―申命記29:29

先日、大好きな詩篇131篇を読んでいました。この詩篇は、神秘性とは神のご性質のひとつであり、それを知っておかなければならないと教えてくれました。ですから、私は自分の心を騒がせないようにしなければなりません。神が、宇宙の中で何をしようとされているのか、そのすべてを理解するのは不可能なのです。

陰口は認めない

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書12-14
◆ Ⅱテモテ1
聖書のみことば レビ記19:11-18
 
人々の間を歩き回って、人を中傷してはならない。―レビ記19:16

シャイラ・マクナイトは、あるオンライン・プリントの会社に職を得ようと応募して、その会社に陰口禁止の社則があることを知りました。この会社では同僚に対して不満があれば、陰であれこれ言うのではなく、面と向かって本人と話をするよう求められます。陰口の現場を押さえられれば戒告処分になり、態度を改めなければ解雇されてしまいます。

神の導き

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書9-11
◆ Ⅰテモテ6
聖書のみことば 使徒16:9-31
 
パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。―使徒16:25

空港で足止めされたことはありますか。それも、家から何千キロも離れた、言葉の通じない国の空港で丸一日も。これが、私の友人のジョンに起こったことです。しかし、私たちはジョンの体験から学ぶことができます。

「詩的正義」

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書6-8
◆ Ⅰテモテ5
聖書のみことば エステル記3:1-11、7:1-10
 
復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。
―ローマ12:19

出版業界で働いていた頃の同僚は、今にも解雇されるかもしれないという暗雲の中で、一年ほどの期間を過ごしました。理由は分からないのですが、新任の上司は、彼に批判的な評価ばかりを繰り返したのです。そして、今日こそクビだろうと覚悟した日、その上司が解雇されたのです。

泥沼状態

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書3-5
◆ Ⅰテモテ4
聖書のみことば エレミヤ書20:7-13
 
主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに疲れて耐えられません。
―エレミヤ書20:9

エレミヤは、「嘆きの預言者」とも呼ばれています。もともと繊細で沈みがちな性質だったのかもしれませんが、神に逆らい続けるイスラエルの民にさばきが下ることを知って、嘆き悲しみました。エレミヤの嘆きは、驚くほど激しいものでした。彼は述べています。「ああ、私の頭が水であったなら、私の目が涙の泉であったなら、私は昼も夜も…泣こうものを」(エレ9:1)。

主に守られて

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書1-2
◆ Ⅰテモテ3
聖書のみことば ヨハネ10:7-15
 
わたしは羊のためにわたしのいのちを捨てます。―ヨハネ10:15

ある日曜の朝、礼拝前の黙想のひとときに、奏楽者が初めて聴く美しい曲を演奏していました。私は、週報に記されていた讃美歌のページを広げて、歌詞を読みました。それは、「我が主、良き羊飼いにまもられて」という曲で、その歌詞は、詩篇23篇をもとに作られていました。「我が主、良き羊飼いにまもられて 私は全てに満ち足りる 緑の牧場に身を休め 静けき水際に導かれ 悩み疲れたたましいも 主の真に従ってよみがえる。」