1年で聖書を!
◆ ハガイ書1-2
◆ 黙示録17
聖書のみことば 使徒19:23-41
 
私たちのこの仕事も信用を失う危険がある―使徒19:27

人を動揺させたいなら、経済を揺さぶれば良いのです。経済状況が悪くなれば、政治家は議席を失います。経営悪化の脅威によって、使徒パウロはエペソから追い出されそうになりました。

その子細は次のようなことです。パウロはエペソにやって来て、神の国について論じ、人々を説得しようと努めました(使徒19:8)。彼の伝道は2年以上にわたり、多くの人たちが主イエスを信じて従うようになりました。
 
パウロの宣教は大成功を収めて、人々は唯一真の神を礼拝するようになったので、多くのエペソ人たちは、女神アルテミスを拝むことをやめました。これは地元の銀細工人たちにとって由々しい問題です。というのも、彼らはアルテミスの彫像を作って売り、生計を立てていたからです。多くの人たちがアルテミス信仰から離れたら、彼らの経営は成り立ちません。職人たちがそれに気づいたとき、人々は動揺し大混乱が起こりました。

このエペソでの出来事は、私たちが神を礼拝する理由について、改めて考えさせてくれます。銀細工人たちは、自らの繁栄を維持するために、自分たちの宗教を守りたかったのです。私たちの礼拝が、そのようなものでありませんように。ご利益のために神を礼拝するなど、絶対にあってはなりません。

私たちは、神を礼拝します。神が愛してくださるから、また、神が神であるから礼拝します。ご利益のために神を愛するのではありません。正しく神を礼拝しましょう。

(Dave Branon)

何かをいただくために神を礼拝してはいけない。もう既にいただいているのだから。