1年で聖書を!
◆ ゼカリヤ書1-4
◆ 黙示録18
聖書のみことば Ⅱコリント4:7-18
 
私たちは勇気を失いません。―Ⅱコリント4:16

ロジャーはリストラで職を失い、何ヶ月も求職しました。彼は祈り、友人にも祈ってほしいと頼み、神を信頼しました。しかし、彼と妻のジェリーの心は揺れていました。その時どきの必要が思いもよらない方法で満たされることもあって、神のあわれみを体験しましたが、再就職は無理ではないかと不安になることもありました。彼らは15ヶ月間、待ち続けました。

そして、ハローワークの紹介である会社に応募して、三次面接まで残りました。その一週間後、担当者から電話があり「『雲の合間に希望の光がある』という言い伝えを聞いたことがありますか?あなたに決まりましたよ!」と言われたのです。ジェリーは私に「この苦しい経験は何ものにも代えがたいわ。夫婦の絆が強くなったし、ふたりとも、神にぐんと近づくことができたから」と話してくれました。祈っていた友だちも大喜びで、神に感謝しました。
 
使徒パウロは、自分に豊かに注がれる神の恵みをコリントの教会の人たちにも分かって欲しいと思いました。この恵みによって「感謝が満ちあふれ、神の栄光が現れる」ようになったからです(Ⅱコリ4:15)。パウロを襲った試練は、あまりに過酷でした。彼は「四方八方から苦しめられ」、「途方にくれ」、「迫害され」、「倒され」ました(8、9節)。けれども、勇気は失いません(16節)。また、勇気を持って神を信頼しなさいと、人々をも激励しました。

試練は、ロジャー夫婦のように、神との距離や友人同士の距離を縮めます。そして、主の恵みが賞賛されます。

(Anne Cetas)

今ほど神を賛美するにふさわしい時はない。