1年で聖書を!
◆ 詩篇148-150
聖書のみことば レビ記26:1-12
 
平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。―詩篇4:8

写真家アン・ゲデスは、眠っている赤ちゃんを撮影して秀作を発表しています。それらの作品は微笑みを呼びます。眠っている子どもにまさる平和の象徴はないでしょう。

しかし、昼寝と夜の就寝時を除くならば、子どもの世話は大変です。大きな責任を伴いますし、忙しくて心身共に疲れます。子どもは、怖いもの知らずで夢中になってしまうので、ちょっと目を離しただけで、生命の危険にさらされることさえあります。後を追いかけたり、遊んであげたり、食べさせたり着させたり、守ったり、教えたり、兄弟げんかの仲裁をしたりと、てんてこまいで一日を過ごした後、親が待ちわびたおやすみの時間がやってきます。おもちゃを片づけさせ、パジャマを着せると、子どもは眠くなって静かになり、寝る前に本を読んでとせがみます。ついには、親に添い寝をしてもらって、やっと眠りにつきます。親たちは、就寝前に子供部屋をのぞいて、子どもがスヤスヤと眠っていることを確かめます。そして、子どもの安らかな寝顔を見ながら、昼間の大変さが報われたと感じます。

聖書によると、神がご自分の子どもたちに願われる理想の状態は、平安だといいます(レビ26:6)。しかし、私たちは己の未熟さのゆえに、しばしば問題を起こして争いを生じさせてしまいます。神は小さな子どもを持つ親のように、私たちが悪い行いについに飽きてやめることを願っておられます。そして、神のいつくしみ深い導きに満足して、安心して休むことを願っておられます。

(Julie Ackerman Link)

御意(みこころ)はわれらの平和。-ダンテ