1年で聖書を!
◆ 箴言25-28
聖書のみことば マタイ23:23-31
 
おまえたちは白く塗った墓のようなものです。墓はその外側は美しく見えても、内側は……あらゆる汚れたものがいっぱいです。―マタイ23:27

ビクトリア朝時代の小説「ドリアン・グレイの肖像」は、人前に出たときの自分と本当の自分が、随分と違っているかもしれないことを教えています。若くてハンサムなドリアン・グレイが自分の肖像画を描いてもらいました。彼は自分が老いていくのが我慢できず、自分の代わりに肖像画の中の自分が老いていくように願いました。

まもなくして、ドリアン・グレイは自分の願いが叶えられたことを知りました。その肖像画は彼の心の悩みを写し出し、年をとり、彼が罪を犯すたびにいやらしい顔になっていきましたが、彼自身はいつまでも若くてはつらつとしていました。その外見から、彼の堕落した心を伺うことはできませんでした。

イエスは、このような偽善に生きているパリサイ人を強く非難しました。彼らの多くは、自分がいかに霊的であるかを公の場で見せびらかして誇っていました。しかし、その心には隠れた罪がはびこっていました。ですからイエスは、「墓はその外側は美しく見えても、内側は…汚れたものがいっぱい」だと、例えで語られました(マタ23:27)。

私たちは人に良く見られたいと思って、事実とは違う自分のイメージを作ろうと試みがちですが、神は私たちの心をお見通しです(Ⅰサム16:7、箴15:3)。私たちは罪を告白することによって、また聖書のみことばと聖霊の働きに祈り心で自分を開くことによって、内から作り変えられる体験をします。そしてその変化は、敬虔な行いとして表に現れます。さあ、神にお願して、内側から作り変えていただきましょう(Ⅱコリ3:17-18)。

(Dennis Fisher)

イエス・キリストのみが、私たちを変革する。