ドキュメンタリー映画「ベイビーズ―いのちのちから―」は、日本でも2012年に放映されました。これは、ナミビア、モンゴル、東京、サンフランシスコという全く異なる環境に生まれた4人の赤ちゃんの成長を追った映画です。大人によるナレーションや字幕はありません。あるのは、自分の生まれた世界を少しずつ発見していく各々の赤ちゃんが発する声や音です。赤ちゃんは、ハッピーならばキャッキャと笑います。痛かったり、お腹がすいていれば泣きます。そして、全員ミルクが大好きです。実は、この映画の魅力は、赤ん坊の成長を見ることなのです。

赤ん坊がミルクを欲しがるように、クリスチャンは「みことばの純粋な乳」を慕い求めなければなりません。これは霊的成長に欠かせないからです。使徒ペテロは「すでに、主の恵みといつくしみを経験したのですから、泣いてミルクを欲しがる赤ん坊のように、熱心に救いの完成を祈り求めなさい」(リビングバイブル Ⅰペテ2:2)と語ります。ペテロは、迫害によって散り散りになっているクリスチャンを励まそうと、この手紙を書きました。彼は、互いに対する怒りの感情や嫉妬心、また言行不一致な生活を捨て去り(1節)、「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を(それによって成長するために)慕い求め」なさい(2節)と勧めました。

神は、十分にあるので好きなだけいくらでも飲みなさいと、私たちを招いておられます。神は子どもたちの成長をご覧になるのが大好きなのです。