詩篇150篇は素晴らしい賛美の詩であるだけでなく、賛美することを教えてくれる詩でもあります。それは、どこで賛美すべきか、なぜ賛美すべきか、どのように賛美すべきか、また、どんな人が賛美をささげるべきかを教えてくれます。

私たちは、神の聖所と御力の大空で賛美します(1節)。どんな場所にいたとしても、そこは賛美にふさわしい場所です。神がすべてを創造されたからです。

私たちはまず、神の大能のみわざを賛美します。また、神が神であるがゆえに賛美します。この作者は、神の「すぐれた偉大さ」(2節)を賛美しました。全権を掌握している創造主は、全世界を支え維持しているお方です。

私たちは大声で賛美します。静かな声でも賛美します。あるときは熱狂的に、またリズムに乗せて、大胆に、恥ずかしがらずに、即興的に、またあるときは、ささやくように…。つまり、賛美の方法は時と場合によってたくさんあります(3-5節)。

聖書は「息のあるものはみな」賛美せよと語ります(6節)。若い人も老人も、裕福な人も貧乏な人も、強い者も弱い者も、生きとし生けるものすべてです。神のみこころは、神がいのちを与えられたすべての被造物が、そのいのちを使って神の力と偉大さに感謝を表すことです。

賛美とは、栄光に満ちた永遠に王であられる神に、私たちの熱い感謝を表すことです。